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パラ競泳 ジャパンパラ大会 東京パラ金の山口尚秀が優勝

パラスポーツ 2022年9月19日(月) 午前0:55

パラ競泳の国内トップ選手が参加するジャパンパラ大会は2日目の18日、男子100メートル平泳ぎの知的障害のクラスで、この種目の世界記録を持つ山口尚秀選手が2位に5秒以上の差をつけて優勝し、東京パラリンピック金メダリストの実力を見せました。


パラ競泳のジャパンパラ大会は横浜市都筑区の「横浜国際プール」で開催されていて、2日目の18日は男子100メートル平泳ぎ、知的障害のクラスに、この種目の東京パラリンピックの金メダリストで世界記録を持つ山口選手が出場しました。

山口選手はことし8月の練習中に右ひざを痛めて、2週間ほど水中での練習ができず現在も違和感があるということですが、上半身のパワーを生かした持ち味の力強い泳ぎを見せ、1分4秒99のタイムで2位に5秒以上の差をつけて優勝しました。

また女子100メートル平泳ぎの運動機能障害が中程度のクラスでは、19歳の由井真緒里選手が、2分0秒92のタイムで優勝し、東京パラリンピックで自身がマークした日本記録を1秒余り更新しました。

同じ女子100メートル平泳ぎの運動機能障害が軽いクラスでは、ことし6月の世界選手権で4位に入った16歳の高校1年生、福田果音選手が予選でアジア新記録となる1分25秒68をマークし、決勝でも力強い泳ぎを見せて優勝し、期待の若手が著しい成長を見せました。

一方、知的障害のクラスでは、16歳の高校1年生、木下あいら選手が、女子200メートル個人メドレーで2分29秒24、100メートル自由形で1分1秒75といずれも日本新記録をマークし、17日に続きここまで3種目で日本新記録を達成しました。


山口尚秀「パリパラリンピックへもっと上達したい」


男子100メートル平泳ぎの知的障害のクラスで優勝した山口尚秀選手は、ことし8月の練習中に右ひざを痛めたことについて「今も違和感はあるものの、痛みは落ち着いている。けがをしている中で力を出せるかが重要な課題だったが、上半身の動きは東京パラリンピック並みのパフォーマンスだったし、1分4秒台のタイムだったので、それなりに力は出せたと思う」とレースを振り返りました。

そのうえで「右足をしっかり治して、下半身の動きやキックの力強さを調整していきたい。平泳ぎの世界のレベルはあがっているので、パリパラリンピックまで、もっと上達しないといけない」と今後を見据えました。


由井真緒里「日本新記録を絶対に出したい思いがあった」


女子100メートル平泳ぎの運動機能障害のクラスで日本新記録をマークして優勝した由井真緒里選手は「決勝で日本新記録を絶対に出したい思いがあったので、自己ベストを縮められてうれしい。個人メドレーのために平泳ぎの練習をしてきて、その結果が出たのでよかった。今後は、来年の世界選手権へ向けてしっかり強化していきたい」と話していました。


福田果音「キックの強化に取り組んできたのが要因」


女子100メートル平泳ぎの運動機能障害のクラスの予選でアジア新記録のタイムをマークした、16歳の福田果音選手は「自己ベストの更新と日本新記録を目標にしていて、予選からベストタイムを出すつもりで泳いだ。ことしの世界選手権で、キックや体幹の力が世界に比べて弱いなと感じ、キックの強化に取り組んできた。それがこのタイムが出た要因かなと思う」と手応えを語りました。

そのうえで「予選と比べて決勝でおよそ1秒タイムを落としたので、次はコンスタントにタイムを出せるように頑張りたい」と話していました。


木下あいら「おめでとうと言われ自信になった」


女子200メートル個人メドレーと、100メートル自由形の知的障害のクラスで日本新記録をマークした16歳の木下あいら選手は「200メートル個人メドレーは自己ベストよりだいぶ遅かったので悔しい。きょうは体が軽かった。泳ぎが小さくならないようにと意識して泳いだ。いろんな人からおめでとうと言われて、自信になった」と話していました。


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