NHK sports

中日 根尾 1軍の試合で初“二刀流” 9点リードされた8回に登板

野球 2022年5月22日(日) 午前0:37
中日 根尾 1軍の試合で初“二刀流” 9点リードされた8回に登板

プロ野球・中日の根尾昂選手が、21日の広島戦に6人目のピッチャーとしてマウンドに立ち、1軍の試合で初めて投打の二刀流で出場しました。


プロ4年目の根尾選手は、大阪桐蔭高校時代主にショートを守って中軸を打つとともにピッチャーとしても150キロ近い速球を投げるなど投打の二刀流で、甲子園の春夏連覇に大きく貢献しました。

プロ入り後は野手に専念していましたが、21日広島市のマツダスタジアムで行われた広島戦で、9点リードされて迎えた8回、6人目のピッチャーとしてマウンドに立ちました。

根尾選手は先頭の坂倉将吾選手に147キロの速球をライト前に運ばれますが、同じ学年でともにドラフト1位でプロ入りした小園海斗選手をライトフライに打ち取るなど後続を抑え、1回・打者4人に対して許したヒットは1本、失点はありませんでした。

続く9回にはバッターとして打席に立ち、ファーストゴロでした。

根尾選手は今月8日、甲子園球場で行われた阪神との2軍の試合に投打の二刀流で出場しましたが、1軍の試合に二刀流で出場するのは初めてです。


根尾「素直に抑えられてうれしい」


根尾選手は、「素直に抑えられてうれしい。登板は4回のウラが終わってから監督から言われた。どんどんストライクを取っていこうと思った」とコメントしています。


立浪監督「今後も投げることあるかもしれない」


中日の立浪監督は根尾選手について「前の日もたくさん投手が投げていたので、あと1人どうしても足りなかった。ストレートとスライダーだけなので捉えられることはあるが、よくフォアボールを出さなかった。今後もこういう展開ならば投げることがあるかもしれない」と話しました。


関連キーワード

関連ニュース

関連特集記事