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“トンガの無事祈る” 日本ラグビー協会 公式ツイッターで投稿

ラグビー 2022年1月17日(月) 午後6:32
“トンガの無事祈る” 日本ラグビー協会 公式ツイッターで投稿

南太平洋のトンガ付近で大規模な噴火が発生したことを受け、日本ラグビー協会は公式ツイッターで「日本ラグビーはトンガラグビーとトンガの皆さまと共におります。現地の皆様のご無事と安全を心よりお祈りしております」と投稿しました。


気象庁によりますと、日本時間の15日午後1時10分ごろ、トンガ諸島の火山島、「フンガ・トンガ フンガ・ハアパイ」で大規模な噴火が発生しました。

ラグビーではリーグワンや大学、高校と、国内のさまざまなカテゴリーでトンガ出身の選手が活躍しています。

16日行われたリーグワンのサントリー対トヨタの試合でも、トヨタではフェツアニ ラウタイミ選手とウィリアム・トゥポウ選手が先発出場した一方で、サントリーではテビタ・タタフ選手が途中出場して試合は50対8でサントリーが勝ちました。

今回の噴火を受けて、日本ラグビー協会は公式ツイッターで「トンガ沖の大規模噴火により影響を受けられている皆様にお見舞い申し上げます。日本ラグビーはトンガラグビーとトンガの皆さまと共におります。現地の皆様のご無事と安全を心よりお祈りしております」と投稿しました。

合わせてトンガ代表が試合前に行う戦いの儀式、シピタウの様子も動画で掲載しています。

また、リーグワンのNTTドコモも「チームメイトの家族、日本ラグビー界で活躍するみんなの母国が無事である事を願います」と公式ツイッターに投稿し、今後、さまざまなサポートをしていくと結んでいます。


ラグビー元日本代表 ラトゥ志南利さんも案じる


トンガ出身で、日本に住むラグビー元日本代表のラトゥ志南利さんは、発生直後は親族とやりとりができたもののその後、通信状態が悪く連絡がつかない状況だとして、現地の様子を案じています。

トンガ出身のラトゥ志南利さん(56)は、37年前に来日してラグビー元日本代表などとして活躍し、引退後は帰化して現在は埼玉県に住んでいます。

トンガには、弟や妹をはじめ多くの親族などが住んでいて、15日の噴火の直後は、SNSでやりとりができ、無事を知らせる連絡なども届いていたということです。

親族からは、避難で渋滞していると見られる車の列や水につかった街の様子などの写真が送られてきたということです。

しかし、インターネットがつながりにくいとみられ、発生から1時間余りでやりとりができなくなり、現在も連絡がつかない状況だということです。

ラトゥさんは、「どんな状況かメッセージで尋ねているが返事がなく心配している。早く連絡が来てほしい。どこで何をしているか分からないが、大丈夫だと信じている」と話していました。

噴火のあった火山島は、地元では存在を知られているということですが、ラトゥさんは、「こんなに大きな噴火があるとは誰も思っていなかったと思う」と話していました。

またラトゥさんは、NPO法人「日本トンガ友好協会」の代表も務めていて、現在、協会には、物資の提供など支援を申し出る声が寄せられているということです。

ラトゥさんは、「トンガと日本はラグビーなどで交流も盛んなので、今後は大使館などと協力して支援していきたい。小さい国なので、新型コロナウイルスの感染対策も重要なため、大変だと思うが、できることをやりたい」と話していました。


ラグビー元日本代表 タウファ統悦さん 不安な心境語る


またトンガ出身で日本で暮らすラグビー元日本代表のタウファ統悦さんも17日、NHKの取材に応じ、「大切な人と連絡を取れないことがこんなにも不安だとは思わなかった。生きていると信じている」と心境を話しました。

41歳のタウファさんは、トンガの高校を卒業した後に来日し、ラグビーの選手として大学や社会人で活躍し、2011年のワールドカップに日本代表として出場しました。

現在は、今月開幕したリーグワンの2部に所属する近鉄で普及の担当を務めています。

タウファさんによりますと、母親や妹など家族6人がトンガの首都のヌクアロファから西に10キロほど離れた村に住んでいるということで、噴火直後の15日の午後2時すぎには妹のメレ・モアラさんと2回、電話することができたということです。

このときは、数分おきに爆発のような音や突風が吹いたような音が電話越しでもはっきりと聞こえたほか、妹の子どもたちが泣いている声も聞こえ、普通ではなくとても不安に感じたと話しました。

しかし、その後、電話が通じなくなり、母親の様子などを尋ねたメッセージに対しても確認した形跡がなく、家族の安否がわからない状態が続いているということです。

タウファさんは、「毎日のようにテレビ電話などで話していたのに、大切な人と連絡を取れないことがこんなに心配になることだと思いませんでした。無事であることと信じていますが、早く連絡が取れることを祈っています」と話していました。

タウファさんは、リーグワンの選手に加えて大学生や高校生など日本でラグビーをプレーするトンガ出身の選手など46人が入っているLINEのグループにも家族の安否を確認するようメッセージを送っているということです。


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