ニュース相撲

大相撲 新十両に琴裕将など3人が昇進

2021-12-01 午後 08:17

  

11月に行われた大相撲九州場所の幕下で、好成績をあげた琴裕将と芝あらため紫雷、それに北の若の3人が十両に昇進することが決まりました。


日本相撲協会は、来月行われる初場所の番付編成会議を開き、琴裕将と芝あらため紫雷、それに北の若の3人の新十両昇進を決めました。

佐渡ヶ嶽部屋の琴裕将は、奈良県橿原市出身の27歳。

平成28年の春場所で初土俵を踏み、得意の押し相撲でことし9月の秋場所まで6場所続けて勝ち越しました。

幕下筆頭で迎えた先月の九州場所も、4勝3敗と勝ち越していました。

木瀬部屋の紫雷は、東京 町田市出身の29歳。平成26年春場所で初土俵を踏みました。

力強い四つ相撲を持ち味に、幕下2枚目の九州場所では、5勝2敗の好成績をあげていました。

また、八角部屋の北の若は、山形県酒田市出身の21歳。

おととし春場所で初土俵を踏み、前に出る相撲が持ち味で、九州場所は幕下3枚目で、5勝2敗の成績でした。

このほか、九重部屋の千代嵐が十両に復帰することになりました。


奈良 橿原市出身 琴裕将「見本になれるように」


佐渡ヶ嶽部屋の琴裕将が記者会見に臨み「しっかり稽古をして私生活もしっかりしていきたい」と意気込みを話しました。

琴裕将は奈良県橿原市出身の27歳。

佐渡ヶ嶽部屋から平成28年春場所で初土俵を踏んだあとは、相手の懐に入って攻める相撲で少しずつ番付を上げ、11月の九州場所では幕下筆頭で4勝3敗として7場所連続となる勝ち越しを果たしました。

琴裕将は「うれしいのもあるが、これからもっと気を引き締めないといけない」と心境を話したうえで、昇進につながった要因として「稽古で少しずつ自信がついてきたこともあるが、師匠から言われて、勝ち負けよりもいい相撲を取ることだけを考えていた」と話しました。

高校、大学時代にはレスリングに取り組みましたが、その大学を途中でやめて、角界入りしたということで「親が背中を押してくれて、入門できてよかったなと思う。両親に迷惑をかけて、親孝行したいという気持ちがあった」と感謝を表していました。

そのうえで、今後に向けては「見本になれるようにしっかり稽古をして私生活もしっかりしていきたい」と意気込みを語りました。

師匠の佐渡ヶ嶽親方は「“あの力士の相撲を見たい”とお客さんに足を運んでもらえるような力士に育ってほしい」と期待を込めていました。


東京都出身 芝あらため紫雷「上を目指していきたい」


木瀬部屋の芝 あらため紫雷が記者会見に臨み、29歳での新十両に「いつかは上がれると思ってやっていたし、結果がついてきてよかった」と心境を語りました。

紫雷は東京都出身の29歳。

日本大学の相撲部出身で、平成26年の春場所で初土俵を踏み、その年の九州場所で幕下まで番付をあげました。

そこからおよそ7年間、十両昇進はかないませんでしたが、11月の九州場所は幕下2枚目で5勝2敗の成績をあげ、十両昇進が決まりました。

紫雷は「本当に長かったし、まだ実感はない。毎年後輩が入ってきて、活躍してすごいなと思っていたが、悔しかった。いつかは上がれると思ってやっていたし、結果がついてきてよかった」と心境を語りました。

しこ名は、入門から2年程たった頃に後援会から提案された名前の1つだったということで「お相撲さんらしい名前で、とても気に入っている。ことば自体には鋭さなどの意味が込められているようなので、いいしこ名だなと思う」と話していました。

そして今後に向けて「ずっと続けられるような相撲をしたい。そのまま上を目指していきたい」と話していました。


山形 酒田市出身 北の若「力強い相撲を取りたい」


八角部屋の北の若が記者会見に臨み「前に出て力強い相撲を取りたい」と意気込みを話しました。

北の若は山形県酒田市出身の21歳。

強豪の埼玉栄高校で3年生の時に「高校横綱」のタイトルを獲得し、おととし春場所で初土俵を踏みました。

力強く前に出ながらまわしを取る相撲で番付をあげ、自己最高位の幕下3枚目で迎えた11月の九州場所でも5勝2敗と勝ち越して、初土俵からおよそ3年で十両に昇進することになりました。

北の若は12月1日、オンラインの記者会見に臨み「ほっとしたのが一番大きい。ここまで長かった感じがして、やっとこれたなという感覚だ。一日、一日が濃い日々だったのでそう感じる」と心境を話しました。

昇進を決めた九州場所については「自己最高位で気合いが入っていたし、一番、一番、胸を借りる気持ちだった。自分の相撲を取りきることに集中した」と振り返ったうえで「入門した時の相撲とは別人のように変わったと感じている。親方の指導で前に出る大切さを言われてきたので感謝しかない」と話しました。

そして、今後に向けて「華やかな相撲は苦手かもしれないが、地味でもいいので前に出て力強い相撲を取りたい。誰と当たっても胸を借りるつもりでやりたい」と意気込みを話していました。


関連キーワード

関連トピックス

最新トピックス