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全日本実業団女子駅伝 新谷仁美が快走し積水化学が初優勝

2021-11-28 午後 06:21

  

全日本実業団女子駅伝が宮城県で行われ、東京オリンピックの1万メートルに出場した新谷仁美選手が快走し、積水化学の初優勝に貢献しました。


実業団女子の駅伝日本一を争う大会は28チームが出場し、宮城県の松島町から仙台市までの6区間、合わせて42.195キロのコースで行われました。

28日のレースにはこの夏の東京オリンピックに出場した選手7人がそれぞれのチームで走りました。

3連覇を目指す日本郵政グループのマラソン代表、鈴木亜由子選手は1区を任されましたが、調子が上がらず区間14位と出遅れました。

このあと、最も距離が長い10.9キロを走る3区では、東京オリンピックの1万メートルで7位に入賞した日本郵政グループの廣中璃梨佳選手が区間賞の走りで、同じくマラソンで8位に入賞したワコールの一山麻緒選手をかわして2位でたすきを渡しました。

一方、レースを優位に進めたのは積水化学で、3区でトップに立つと、5区で1万メートル代表の新谷仁美選手が従来の区間記録を41秒更新する区間2位の快走でレースを決定づけ、2時間13分3秒の大会新記録で初優勝を果たしました。

2位は52秒差で資生堂、3位はデンソー、鈴木選手と廣中選手の日本郵政グループは4位、一山選手のワコールは8位でした。


東京オリンピック出場選手の談話


レース後、この夏の東京オリンピックに出場した選手たちが取材に応じました。

優勝した積水化学の新谷仁美選手は、期待されたオリンピックの10000メートルで21位にとどまり、大会後、苦しい時期が続いていました。

28日のレースについて「区間2位なんですが、駅伝で優勝に勝るものはない。このメンバーで全国に強さを見せつけられたのがうれしい」と笑顔を見せました。

チームの方針として、新谷選手が再浮上するきっかけにしてほしいと後半の重要区間を任されたことについては「私に前を向いてほしいという思いがあったからこそ、5区に配置して下さったのであとは私自身で立ち直っていくしかない」と復活への決意を改めて見せていました。

一方、日本郵政グループの鈴木亜由子選手は、オリンピックでマラソンを走った実績などを買われて1区を任されたものの14位に沈み「自分がいいスタートを切れなかったので、みんなをのびのびと走らせることができず、3連覇を逃してしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」とレースを振り返りました。

鈴木選手はコンディションに不安があったことを認めた上で「また自分らしいいい走りができるよう、復活できるように頑張りたい」と前を向いていました。

また、鈴木選手と同じチームの廣中璃梨佳選手は、オリンピックの10000メートルで7位に入賞したことからエース区間の3区を任され、区間賞を獲得しました。

廣中選手は「最長区間の10.9キロを走るということは想定していなかった部分だったので、そういう面では一つ一つがすごい経験になっている」と充実した表情を見せました。

その上で世界との戦いを見据えるトラック種目について「来年、再来年と世界大会も続いていくので、5000メートル、10000メートルのどちらも磨きをかけられるようにスタミナとスピードも上げていきたい」と目標を語っていました。


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