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大相撲九州場所14日目 横綱 照ノ富士 2場所連続6回目の優勝

2021-11-27 午後 06:48

  

大相撲九州場所14日目、全勝の横綱・照ノ富士が1敗の平幕・阿炎に勝って、2場所連続6回目の優勝を果たしました。


中入り後の勝敗です。

▽千代の国に魁聖は、魁聖が押し出しで勝ちました。

▽栃ノ心に琴ノ若は、栃ノ心が寄り切り。

琴ノ若は、負け越しました。

▽照強に天空海は、照強が下手投げ。

▽松鳳山に千代大龍は、千代大龍が突き出し。

▽千代丸に碧山は、千代丸がはたき込み。

▽翔猿に佐田の海は、翔猿が引き落としで勝ちました。

▽千代翔馬に豊山は、千代翔馬が上手投げで勝ち越しました。

豊山は、負け越しです。

▽輝に志摩ノ海は、輝が突き出し。

▽琴恵光に宝富士は、宝富士が押し出し。

▽石浦に隠岐の海は、石浦が寄り切り。

隠岐の海は、負け越しました。

▽妙義龍に阿武咲は、阿武咲がはたき込み。

▽隆の勝に英乃海は、隆の勝が寄り切りで10勝目です。

▽高安に大栄翔は、大栄翔が突き落とし。

▽若隆景に遠藤は、若隆景が寄り切り。

▽北勝富士に逸ノ城は、北勝富士が突き落としで10勝目です。

▽霧馬山に豊昇龍は、豊昇龍が寄り切り。

▽玉鷲に御嶽海は、御嶽海がはたき込みで10勝目です。

▽明生に宇良は、明生が押し出し。

▽大関・貴景勝に大関・正代は、貴景勝が突き出しで12勝目です。

▽阿炎に横綱・照ノ富士は、照ノ富士が押し倒しで勝ちました。

全勝の照ノ富士は1敗の阿炎を破って、千秋楽を待たずに、2場所連続6回目の優勝を果たしました。


力士の談話


14日目の一番に勝って7勝7敗とした千代丸は「あすいい相撲を取れるように頑張りたい」と気を引き締めました。

そのうえで、弟で、現役を引退する千代鳳について「寂しいというのが一番大きい。2人でやってきたので。お疲れさまという感じですね」とねぎらっていました。

勝ち越しを決めた千代翔馬は「うれしい。ただ、もうちょっと早く勝ち越ししたかった」と話していました。

そして同じ九重部屋の千代鳳について「新弟子の時から一緒に稽古をやってきた。先に関取に上がって、自分が付け人やったり、自分が上がって付け人をやってもらったりした。幕内に上がって、三役に入って、もっと上に行けるかなと思ったら、またけががあって。長い間お疲れさまでした、また一緒に頑張りましょうという感じですね」と思い出を語りました。

2連勝で7勝目をあげた石浦はきのう、福岡県の宮城野部屋の宿舎に元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさんが訪れたことについて「自分のことを知らないだろうなと思っていたが知っていた。間垣親方とは違ったオーラがあった。もっと気持ちを強く持ってとアドバイスをもらった」と話していました。

隆の勝は去年の秋場所以来のふた桁白星に「なかなか勝てるものじゃないし調子がいいのかなと思う。相手がよく見えていて自分の立ち合いができている。あすも勝って、いい感じで来場所につなげていきたい」と充実した様子でした。

関脇・御嶽海は今場所の目標に掲げていたふた桁白星を達成し「ふた桁勝ててよかった。後半は自分の相撲を取れていないのが悔しい。ことしの締めくくりの場所。気持ちよく自分の相撲を取りたい」と話していました。

関脇・明生は好調の宇良から白星をあげ「集中して体に任せた。自分の相撲を信じて、九州のお客さんを盛り上げられるように頑張りたい」と話していました。

大関・貴景勝は横綱・照ノ富士が優勝を決めたことについて「負けている自分が悪いだけ。勝ちたければ全部勝てよという話」と悔しさをにじませました。

阿炎は横綱との大一番を振り返って「横綱に胸を借りるつもりで上がった。横綱にまわしを取られないように当たっていった」と話していました。

そのうえで土俵際まで追い詰めた場面もあったことを問われると「自分の弱さだと気付かせてもらったので、もっと厳しく取っていきたい」と淡々と述べました。

優勝を決めた横綱・照ノ富士は阿炎との相撲について「ちゃんと正面に置いて見ていこうと思った。落ち着いて取れた」と振り返りました。

そのうえで、あす千秋楽の一番に全勝優勝がかかることについて「そう簡単にできることではないが、自分も今までできていない。チャンスがあればつかみたい」と闘志をのぞかせました。


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