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日本シリーズ【詳細】 ヤクルトが日本一 20年ぶり6回目

2021-11-28 午前 04:18

  

プロ野球、日本シリーズの第6戦がほっともっとフィールド神戸で行われ、ヤクルトがオリックスに延長12回、2対1で勝って対戦成績を4勝2敗とし、20年ぶり6回目の日本一に輝きました。 セ・リーグの球団が日本シリーズを制するのは、平成24年の巨人以来、9年ぶりです。      |123|456|789|10 11 12|計 ヤクルト |000|010|000| 0 0 1|2 オリックス|000|010|000| 0 0 0|1


3勝2敗と日本一に王手をかけて第6戦に臨んだヤクルトは、先発の高梨裕稔投手が4回まで毎回ランナーを出しながらも、要所を締めてオリックスに得点を与えませんでした。

打線は中6日で先発したエースの山本由伸投手を相手に4回まで得点を奪えませんでしたが、5回、2アウト二塁のチャンスを作り、1番 塩見泰隆選手がタイムリーヒットを打って先制しました。

そのウラ、ヤクルトの高梨投手は2アウト二塁のピンチでオリックスの1番 福田周平選手にタイムリーヒットを打たれて、1対1の同点に追いつかれ、高梨投手はここでマウンドを降りました。

そのあと両チームともに追加点を奪えず、試合は今シリーズ初めての延長に入り、延長12回、ヤクルトは2アウト二塁で代打の川端慎吾選手が、タイムリーヒットを打ち、勝ち越しました。

ヤクルトはそのウラ、延長10回途中から登板しているマクガフ投手がマウンドに上がり、無失点に抑えてヤクルトが2対1で5時間にわたった試合を制しました。

これでヤクルトは対戦成績を4勝2敗とし、20年ぶりに日本一に輝きました。

セ・リーグの球団が日本シリーズを制するのは、平成24年の巨人以来、9年ぶりです。

オリックスは山本投手が9回141球を投げ1失点と力投しましたが、打線がつながりませんでした。


ヤクルト 高津監督「選手がみんな熱く燃えてグラウンドに」


20年ぶり6回目の日本一に輝いたヤクルトの高津臣吾監督は「本当に苦しいシーズンを過ごしてきた。昨年、一昨年と最下位に沈んでいたので喜びは何倍も大きい。すごくうれしい」と話しました。

また、大接戦となったオリックスとの日本シリーズについて「セ・リーグの意地もある。オリックスは非常に強かった。簡単には点を取らせてくれないしなかなか抑えるのも難しかった。非常に良いチームだと思った」と振り返りました。

そして、「選手がみんな熱く燃えてグラウンドに立ってくれた結果がきょうのこの結果になったと思う。応援してくれたファンや選手、そして、球団スタッフに心から感謝、感謝、感謝です」と語りました。


MVPはヤクルト 中村「1年間頑張ってきた最後のご褒美なのかな」


日本シリーズのMVP=最高殊勲選手に全6試合にフルイニング出場して投手陣を引っ張り、打撃でも3割を超える活躍を見せたヤクルトのキャッチャー、中村悠平選手が選ばれました。
中村選手は「本当にオリックスがいいチームで、粘り強く最後まで諦めない打線だったので、毎試合しんどくて精根尽き果てました。ピッチャーを信用していいところを引き出そうと、ただそれに重点を置いてリードした結果、最後勝つことができました。MVPはまさか自分がとれるとは思っていなかったので、1年間頑張ってきた最後のご褒美なのかなと思う」と喜びを語りました。

そして「去年のペナントレースは最下位だったが、そこからチャレンジャーとして積み重ねてきた結果が日本一につながったと思う。来年もまた日本一になれるように一から頑張りたい」と涙ながらに話しました。

また優秀選手は第3戦での決勝ホームランを含む2本のホームランを打ったヤクルトのサンタナ選手と、第2戦でプロ初となる完封勝利を挙げた高橋奎二投手。

オリックスからは、第5戦でヒット3本を打つなど打率2割9分2厘の活躍を見せた4番の杉本裕太郎選手の3人が選ばれました。

また、敢闘選手には、第1戦と第6戦に先発し、いずれも好投したオリックスの山本由伸投手が選ばれました。


ヤクルト 選手・監督の談話


▽キャプテン 山田哲人
ヤクルトのキャプテン、山田哲人選手は会見で「キャプテンとして何ができたのかは自分では分からないが、監督をはじめ、コーチや裏方さんを含めたメンバーで野球ができて光栄。達成感がある」と心境を語りました。

打撃不振の中で打った第5戦のホームランについて聞かれると「勝利に貢献できず、足を引っ張ってばかりだったので、『きょうこそは』という思いで毎日、戦っていた」と話していました。

▽高橋奎二
第2戦でプロ初の完封勝利を挙げた6年目の高橋奎二投手は「最後に日本シリーズでああいう投球ができたのは、本当にうれしく思う。中村さんのリードが一番で、大事なところでは大きなジェスチャーをしていただいた」とキャッチャーの中村悠平選手に感謝していました。

来シーズンに向けては「毎年うまくいくわけではないので、少し休んで体のケアをして来年いい状態でマウンドに上がれるよう頑張りたい」と話していました。

▽川端慎吾
第6戦の延長12回に代打で登場し、決勝のタイムリーヒットを打った川端慎吾選手は会見で「泣くつもりなかったが、涙が止まらなかった。打った瞬間は打球がどこにいったか分からなかった。ファウルで粘って後ろにつなごうという気持ちしかなかった」と振り返りました。

そして「5回終わったころから準備をして、一番いい場面で最高の結果を出せてよかった。家族に早く報告したい」とほっとした表情を見せました。

▽高津臣吾監督
優勝が決まったあと、胴上げの前に円陣になった場面について「『僕たちがチャンピオンだ』ということばをかけた。みんなほとんど泣いていたが僕は勝って泣かないと決めていたので、みんなを見ないようにした。僕もうるっとしてしまうので」と説明しました。

高津監督は優勝監督インタビューで『感謝、感謝、感謝』と繰り返しました。
これについて「野村監督にも感謝しているし、野村監督のことばをお借りして述べさせていただいた。勝ったら言おうと思っていた」と平成5年にヤクルトが日本一になった際、野村克也監督が述べたことばを使ったことを明らかにしました。


ヤクルト 先発 高梨 勝利引き寄せる好投


勝てば日本一が決まる大一番でヤクルトの先発、高梨裕稔投手は5回途中1失点。同点の場面でマウンドを降りましたが、粘りのピッチングでリリーフの好投につなげました。



30歳の高梨投手は日本ハム時代、3年目の平成28年に10勝を挙げ新人王を獲得。この年は日本シリーズでも先発し、日本一も経験しました。また、オリックスとは日本ハム時代に対戦し、6勝2敗と勝ち越していました。

高梨投手は1回、先頭にフォアボールを与えたあと、1アウト一塁で首位打者の吉田正尚選手を落差のあるフォークボールで空振りの三振。続くホームラン王の4番 杉本裕太郎選手にはインコース高めにキレのあるストレートを投げ込んで、ここも空振りの三振に打ち取り、無失点の立ち上がりでした。

その後も緩急を生かしたピッチングで、4回まで毎回ランナーを出しながらも粘りのピッチングでオリックス打線に得点を許しませんでした。



しかし、味方が先制した直後の5回。2アウト二塁のピンチで1番 福田周平選手にフォークボールを打たれてタイムリーヒットとなり、同点に追いつかれた場面でマウンドを降り「大事な試合でとにかく1イニングを全力で抑えることを意識した。点をとってもらった直後、何としても0点でしのぎたかった」と悔しさをにじませました。

それでも粘りのピッチングはリリーフの好投につながり、チームは延長戦を制しました。


オリックス 中嶋監督「悔しい 受け止めるしかない」


25年ぶりの日本一はならなかったオリックスの中嶋聡監督は「負けたので悔しい。打てなかったことも負けたことも結果として受け止めるしかない。すべて監督の責任だ」と悔しそうに振り返りました。

9回1失点と好投した山本由伸投手については、9回の続投は、本人が志願したと明かした上で、「長いシーズンの最後の最後の登板であれだけのピッチングをしてくれたので、なんとか勝たせてあげたかった」とエースをねぎらいました。


オリックス 先発 山本がエースの意地見せる


負ければ終わりの第6戦、オリックスの先発マウンドを託されたエースの山本由伸投手は第1戦で相手の先発より先にマウンドを降りた悔しさを晴らすピッチングを見せ、9回1失点と好投しました。



5年目の山本投手は今シーズン12球団の先発投手の中で圧倒的な成績を上げ、主要な4つのタイトルを獲得し、沢村賞も受賞しました。

日本シリーズ第1戦では、6回1失点のピッチングを見せたものの、先制点を許して相手の先発より先にマウンドを降りました。チームはサヨナラ勝ちしましたが自身には悔しさも残りました。

このあと「初戦は逆転してもらって勝てたので、次は自分がチームを勝たせられるようなピッチングをしたい」と決意を口にしていた山本投手。相手に王手をかけられた状況で第6戦のマウンドに上がりました。

この試合は、ストレートに力強さがありましたが、3回以降は毎回ランナーを背負う展開となりました。そして5回、2アウト二塁のピンチで塩見泰隆選手に低めのフォークを捉えられ、第1戦に続いて先制を許しました。

しかしその後、味方が同点に追いついたあとからは真骨頂を発揮しました。6回にはノーアウトから味方の連続エラーで迎えたピンチを無失点で切り抜けました。さらに8回には、3番 山田哲人選手、4番 村上宗隆選手、そして5番 サンタナ選手を三者連続三振。中盤以降は変化球を決め球に使いました。9回を141球、1失点で投げきった山本投手。
絶対に負けられない試合でエースの意地を見せました。


オリックス 届かなかった日本一


息詰まる延長戦の末、力尽き日本一には届かなかったオリックス。それでも最後まで諦めない姿勢をこのシリーズでも貫きました。

緊迫した戦いが続いた日本シリーズ。第1戦はエースの山本由伸投手が先制点を許して6回でマウンドを降りる苦しい展開でしたが、9回に2点差を逆転してサヨナラ勝ちで初戦を取りました。
2戦目以降は打線がつながりを欠き、リリーフ陣も踏ん張りきれずに3連敗。しかし、ヤクルトに王手をかけられた第5戦、3点差を追いつかれる嫌な流れの中で、9回に代打 ジョーンズ選手のソロホームランで決勝点をあげて25年ぶりの日本一に望みをつなぎました。



第6戦は25年前に優勝を果たした地、神戸。先発の山本投手は、8回までに120球を超えていましたが、志願して9回もマウンドに上がり141球を投げて9回1失点。エース、そして沢村賞投手の意地を見せました。



延長に入ってからは、42歳で兼任コーチの能見篤史投手などリリーフ陣が必死に無失点リレーでつなぎ、延長12回ツーアウトの場面。あとアウト1つで負けはなくなる状況から、6人目の吉田凌投手が連続ヒットを浴びて勝ち越しを許し、日本一には届きませんでした。

胴上げをベンチから目に焼き付けた選手たち。敗れはしたものの、全員で勝ちを目指して最後まで諦めない姿勢を存分に見せた日本シリーズとなりました。



試合後、中嶋聡監督は「諦めない姿勢はついてきたが、発展途上のチームで、まだまだ足りないところ、やらないといけないところはある。これがただの経験ではなく、これからの野球人生がいい方向に向かっていくための勉強にしないといけない」と選手たちにさらなる成長を求めました。

2年連続最下位から諦めない姿勢でリーグ優勝を果たしたオリックス。成長途上のチームの日本一への挑戦は来シーズンに持ち越されました。


【試合経過】オリックス 1-2 ヤクルト(試合終了)


<1回表:ヤクルトの攻撃>
オリックスの先発、エースの山本はランナーを出さず3人で抑えました。
1番 塩見:空振り三振(1アウト)
2番 青木:ライトフライ(2アウト)
3番 山田:ライトフライ(3アウト)

<1回裏:オリックスの攻撃>
オリックスは得点圏にランナーを進めましたが、ヤクルトの先発、高梨が粘り2者連続三振で抑え、先制を許しませんでした。
1番 福田:フォアボール(0アウト1塁)
2番 宗:セカンドゴロ(1アウト2塁)
3番 吉田正:空振り三振(2アウト2塁)
4番 杉本:空振り三振(3アウト)

<2回表:ヤクルトの攻撃>
オリックス先発の山本が4番から始まるヤクルト打線を3者連続三振に抑えて無失点でした。
4番 村上:見逃し三振(1アウト)
5番 サンタナ:空振り三振(2アウト)
6番 中村:見逃し三振(3アウト)

<2回裏:オリックスの攻撃>
オリックスは2アウトから2年目、19歳の紅林がツーベースヒットで出塁するも後続が抑えられ得点を奪えませんでした。
5番 T-岡田:セカンドフライ(1アウト)
6番 モヤ:空振り三振(2アウト)
7番 紅林:ツーベースヒット(2アウト2塁)
8番 若月:空振り三振(3アウト)

<3回表:ヤクルトの攻撃>
ヤクルトは先頭の7番 オスナがレフト線へツーベースヒットを打ちましたが、続く宮本の送りバントが空振りとなった際に、二塁から飛び出して挟まれアウトになりました。その後も2アウト一塁二塁のチャンスを作りましたが無得点でした。



7番 オスナ:ツーベースヒット(0アウト2塁→塁を飛び出し 1アウト)
8番 宮本:ライト前ヒット(1アウト1塁)
9番 西浦:空振り三振(2アウト1塁)
1番 塩見:デッドボール(2アウト1、2塁)
2番 青木:ショートゴロ(3アウト)

<3回裏:オリックスの攻撃>
オリックスは1アウトから1番 福田がヒットで出塁しましたが、無得点でした。
9番 太田:空振り三振(1アウト)
1番 福田:センター前ヒット(1アウト1塁)
2番 宗:レフトフライ(2アウト1塁)
3番 吉田正:ライトフライ(3アウト)

<4回表:ヤクルトの攻撃>
ヤクルトは先頭の3番 山田がツーベースヒットを打ち、このあと1アウト三塁とチャンスが広がりましたが、5番 サンタナ、6番 村上が2者連続の三振に倒れ無得点でした。オリックスの先発山本はこの回まで毎回の7つの三振を奪いました。



3番 山田:ツーベースヒット(0アウト2塁)
4番 村上:センターフライ(1アウト3塁)
5番 サンタナ:空振り三振(2アウト3塁)
6番 中村:空振り三振(3アウト)

<4回裏:オリックスの攻撃>
オリックスは先頭の杉本が出塁しましたが、盗塁を失敗するなどして無得点でした。ヤクルトの先発、高梨はこの回まで毎回の7つの三振を奪いました。
4番 杉本:デッドボール(0アウト1塁)
5番 T-岡田:見逃し三振(1アウト→杉本が盗塁失敗2アウト)
6番 モヤ:空振り三振(3アウト)

<5回表:ヤクルトの攻撃>★ヤクルト先制 オリックス0-1ヤクルト
ヤクルトは先頭の7番 オスナがヒットで出塁し、続く8番 宮本が送りバントでランナーを二塁に進めました。このあと、2アウトから1番 塩見がレフト前にタイムリーヒットを打ち、ヤクルトが1点を先制しました。



7番 オスナ:センター前ヒット(0アウト1塁)
8番 宮本:送りバント(1アウト2塁)
9番 西浦:サードライナー(2アウト2塁)
1番 塩見:レフト前タイムリーヒット(打点1)(2アウト2塁)
2番 青木:レフトフライ(3アウト)

<5回裏:オリックスの攻撃>★オリックス追いつく オリックス1-1ヤクルト
1点を追うオリックスは1アウトから8番 若月が内野安打で出塁し、続く9番 太田が送りバントでランナーを二塁に進めました。そして、1番 福田がレフト前にタイムリーヒットを打ち、オリックスが1対1の同点に追いつきました。



7番 紅林:レフトフライ(1アウト)
8番 若月:セカンド内野安打(1アウト1塁)
9番 太田:送りバント(2アウト2塁)
1番 福田:レフト前タイムリーヒット(打点1)(2アウト2塁)
(ヤクルト投手交代:高梨→スアレス)
2番 宗:空振り三振(3アウト)

<6回表:ヤクルトの攻撃>
ヤクルトは相次ぐ相手のエラーでノーアウト一塁二塁としましたが、5番 サンタナがセカンドゴロのダブルプレーで、2アウト三塁となりました。続く6番 中村はショートゴロに倒れチャンスをいかすことはできず無得点でした。
3番 山田:サードゴロ(エラー)(0アウト1塁)
4番 村上:ショートゴロ(エラー)(0アウト1、2塁)
5番 サンタナ:セカンドゴロ(ダブルプレー)(2アウト3塁)
6番 中村:ショートゴロ(3アウト)

<6回裏:オリックスの攻撃>
オリックスは1アウトから4番 杉本がヒットで出塁しましたが、後続がヤクルト2人目のスアレスに打ち取られ、無得点でした。
3番 吉田正:セカンドゴロ(1アウト)
4番 杉本:センター前ヒット(1アウト1塁)
5番 T-岡田:センターフライ(2アウト1塁)
6番 モヤ:サードファウルフライ(3アウト)

<7回表:ヤクルトの攻撃>
ヤクルトは7番 オスナがショートへの内野安打で出塁し、続く8番 宮本が送りバントでランナーを二塁に進めました。このあと三振とフォアボールを挟んで2アウト一塁二塁の場面で、2番 青木がセカンドゴロに打ち取られ無得点でした。
7番 オスナ:ショート内野安打(0アウト1塁)
8番 宮本:送りバント(1アウト2塁)
9番 西浦:空振り三振(2アウト2塁)
1番 塩見:フォアボール(2アウト1、2塁)
2番 青木:セカンドゴロ(3アウト)

<7回裏:オリックスの攻撃>
オリックスはヤクルトのスアレスに3人で抑えられました。
7番 紅林:見逃し三振(1アウト)
8番 若月:ピッチャーゴロ(2アウト)
9番 太田:レフトフライ(3アウト)

<8回表:ヤクルトの攻撃>
ヤクルトは3番 山田、4番 村上、5番 サンタナの中軸がオリックスの山本に3者連続の空振り三振に倒れ無得点でした。山本はこの回まで11の三振を奪いました。
3番 山田:空振り三振(1アウト)
4番 村上:空振り三振(2アウト)
5番 サンタナ:空振り三振(3アウト)

<8回裏:オリックスの攻撃>
オリックスは1アウトから2番 宗と3番 吉田正の連続ヒットでヤクルト3人目の清水を攻めましたが、4番 杉本、5番 T-岡田が抑えられ、無得点でした。
(ヤクルト投手交代 スアレス→清水)
1番 福田:空振り三振(1アウト)
2番 宗:センター前ヒット(1アウト1塁)
3番 吉田正:レフト前ヒット(1アウト1、2塁)
4番 杉本:空振り三振(2アウト1、2塁)
5番 T-岡田:ファーストゴロ(3アウト)

<9回表:ヤクルトの攻撃>
ヤクルトは6番 中村、7番 オスナ、8番 宮本がいずれも内野ゴロに打ち取られ三者凡退でした。オリックスの先発、エースの山本は9回まで141球を投げて1点に抑えました。



6番 中村:ショートゴロ(1アウト)
7番 オスナ:サードゴロ(2アウト)
8番 宮本:ショートゴロ(3アウト)

<9回裏:オリックスの攻撃>
オリックスは先頭の6番 モヤがフォアボールで出塁し、7番 紅林が送りバントでランナーを二塁に進めました。しかし、ヤクルトの清水の前に代打の大下が三振となったほか、1番 福田がセンターフライに打ち取られ、無得点でした。
6番 モヤ:フォアボール(0アウト1塁)
7番 紅林:送りバント(1アウト2塁)
8番 代打 大下:見逃し三振(2アウト2塁)
9番 代打 ジョーンズ:敬遠フォアボール(2アウト1、2塁)
1番 福田:センターフライ(3アウト)

<10回表:ヤクルトの攻撃>
ヤクルトは2アウトから2番 青木がオリックスの山本に代わってこの回から登板の平野佳からツーベースヒットを打ちましたが、3番 山田がショートフライに抑えられ無得点でした。
(オリックス投手交代 山本→平野佳)
9番 西浦:ショートフライ(1アウト)
1番 塩見:空振り三振(2アウト)
2番 青木:レフト線ツーベースヒット(2アウト2塁)
3番 山田:ショートフライ(3アウト)

<10回裏:オリックスの攻撃>
ヤクルトは4人目の田口が登板し、オリックスの2番 宗、3番 吉田正の左バッターを抑えました。続く4番 杉本の場面で5人目のマクガフがマウンドに上がり、三振を奪って無失点で切り抜けました。
(ヤクルト投手交代 清水→田口)
2番 宗:レフトフライ(1アウト)
3番 吉田正:空振り三振(2アウト)
(ヤクルト投手交代 田口→マクガフ)
4番 杉本:見逃し三振(3アウト)

<11回表:ヤクルトの攻撃>
ヤクルトは2アウトから6番 中村がヒットで出塁しましたが、7番 オスナがショートゴロに倒れ無得点でした。
(オリックス投手交代 平野佳→能見)
4番 村上:レフトフライ(1アウト)
(オリックス投手交代 能見→比嘉)
5番 サンタナ:見逃し三振(2アウト)
6番 中村:センター前ヒット(2アウト1塁)
7番 オスナ:ショートゴロ(3アウト)

<11回裏:オリックスの攻撃>
ヤクルトのマクガフがオリックス打線から2つの三振を奪い3人で抑えました。
5番 T-岡田:レフトフライ(1アウト)
6番 代打 頓宮:見逃し三振(2アウト)
7番 紅林:見逃し三振(3アウト)

<12回表:ヤクルトの攻撃>★ヤクルト勝ち越し オリックス1-2ヤクルト
ヤクルトは2アウトから1番 塩見がヒットで出塁し、パスボールで二塁に進みました。そして代打 川端がレフト前にタイムリーヒットを打ち、勝ち越しました。



(オリックス投手交代 比嘉→富山)
8番 山崎:空振り三振(1アウト)
9番 西浦:サードゴロ(2アウト)
(オリックス投手交代 富山→吉田凌)
1番 塩見:レフト前ヒット(2アウト1塁→パスボールで2塁へ)
2番 代打 川端:レフト前タイムリ-ヒット(打点1)(2アウト1塁)
3番 山田:ショートゴロ(3アウト)

<12回裏:オリックスの攻撃>
ヤクルトは10回途中からマウンドに上がったマクガフが、ランナーを出しながらもオリックス打線を抑えて2対1で勝ちました。
8番 伏見:空振り三振(1アウト)
9番 山足:デッドボール(1アウト1塁)
1番 福田:センターフライ(2アウト1塁)
2番 宗:セカンドゴロ(3アウト)


【先発メンバー】


<先攻:ヤクルト>
1番 センター:塩見
2番 レフト:青木
3番 セカンド:山田
4番 サード:村上
5番 指名打者:サンタナ
6番 キャッチャー:中村
7番 ファースト:オスナ
8番 ライト:宮本
9番 ショート:西浦
  ピッチャー:高梨

<後攻:オリックス>
1番 センター:福田
2番 サード:宗
3番 レフト:吉田正
4番 ライト:杉本
5番 ファースト:T-岡田
6番 指名打者:モヤ
7番 ショート:紅林
8番 キャッチャー:若月
9番 セカンド:太田
  ピッチャー:山本


【第6戦の見どころ】


両リーグの優勝チーム、ヤクルトとオリックスが26年ぶりに対戦している日本シリーズは、第6戦からほっともっとフィールド神戸に場所を移して行われます。

3勝2敗で日本一に王手をかけているヤクルトは、第5戦で4番 村上宗隆選手がシリーズ2本目のホームランを打ち、打撃不振だった3番 山田哲人選手にもようやく初ホームランが出ました。当たりがもどってきた中軸が機能するか注目です。

なんとか踏みとどまり、神戸に戻ってきたオリックスは、エースの山本由伸投手が先発します。山本投手は第1戦では6回1失点ながらリードされた状況で相手の先発より先にマウンドを降りました。沢村賞を受賞したシーズン通りのピッチングができるかがポイントです。


【2021 日本シリーズ】第5戦まで2点差以内決着の接戦


<第1戦>オリックスが9回に逆転。サヨナラ勝ちで先勝。
11月20日 オリックス 4-3 ヤクルト(京セラドーム大阪)

<第2戦>ヤクルトの高橋奎二投手が完投。打線が終盤に得点。1勝1敗に。
11月21日 オリックス 0-2 ヤクルト(京セラドーム大阪)

<第3戦>ヤクルトが7回、サンタナ選手の2HRで逆転勝利。
11月23日 ヤクルト 5-4 オリックス(東京ドーム)

<第4戦>ヤクルトが6回にオスナ選手のタイムリーで勝ち越し。3連勝で日本一に王手。
11月24日 ヤクルト 2-1 オリックス(東京ドーム)

<第5戦>オリックスが9回に代打 ジョーンズ選手のHRで勝ち越し。2勝目。
11月25日 ヤクルト 5-6 オリックス(東京ドーム)


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