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プロ野球 日本シリーズ第2戦 ヤクルトが勝利 1勝1敗に

2021-11-21 午後 10:29

  

プロ野球、日本シリーズの第2戦が21日夜、京セラドーム大阪で行われ、ヤクルトが2対0でオリックスに勝ち、対戦成績を1勝1敗としました。


第1戦でサヨナラ負けしたヤクルトは6年目の高橋奎二投手が先発し、ランナーを出しながらも力強いストレートを軸に粘り強く抑え、7回まで得点を与えませんでした。

対するオリックスは先発した20歳の宮城大弥投手が抜群のコントロールでテンポよく投げ込み、5回までパーフェクトピッチングをするなどこちらも7回まで無失点に抑え、第1戦に続いて投手戦となりました。

試合が動いたのは0対0のまま迎えた8回、ヤクルトが2アウト一塁二塁と宮城投手を攻め、2番の青木宣親選手がタイムリーヒットを打って1点を先制し、9回にも1点を加えました。

援護をもらった高橋投手は無失点のまま9回もマウンドに上がり133球を投げてヒット5本に抑え、日本シリーズの舞台でプロ初完封で果たし、ヤクルトが2対0で勝って、対戦成績を1勝1敗の五分に戻しました。

また、ヤクルトは、3年前から続いていた日本シリーズでのセ・リーグのチームの連敗記録を「13」で止めました。

第3戦は23日、会場を東京ドームに移して午後6時から行われます。


ヤクルト 高津監督「選手みんながいい形で入ってくれた」


ヤクルトの高津臣吾監督は「そんなにたくさん点は取れない試合になると思っていた。きのうの負け方が気になったが切り替えて新しいゲームに選手みんながいい形で入ってくれた」と試合を振り返りました。

また、プロ初完封をあげた高橋奎二投手については「立ち上がりはバタバタしたがよくここまで投げられるようになった。ずっと鍛えてきた成果が出たかと思う」と褒めていました。

そのうえで「なんとか1勝1敗で東京に帰ることができたので帰ってからもいいゲームがしたい」と話しました。


オリックス 中嶋監督「先に点を取れていたら全然違う展開に」


オリックスの中嶋聡監督は、5回まで毎回ランナーを出しながらも先制点を取れなかった展開について、「先に点を取れていたら全然違う展開で、先発の宮城も楽に投げられたと思う。まるまる1か月空いていたのでちょっと心配していたが、本当に十分なピッチングをしてくれた」と話しました。

また対戦成績が1勝1敗になったことについては「そんな簡単に終わるわけではないし、それが日本シリーズだと思うので、この1敗は受け止めて、なんとか1つ取りに行きたい」と話していました。


ヤクルト 高橋投手 大舞台でプロ初完封


接戦を制して対戦成績を五分に戻したヤクルト。
先発の高橋奎二投手がプロ初完封を日本シリーズの大舞台で果たしました。

6年目の高橋投手は今シーズン、14試合に登板し4勝を挙げ、防御率はキャリアハイの2.87をマーク。
クライマックスシリーズファイナルステージでも第2戦の先発を任され、巨人のエース、菅野智之投手との投げ合いを制しました。
高橋投手のテーマが「8割の力で10割のボールを投げる」。
伊藤智仁投手コーチのアドバイスをもとに、力んでコントロールを乱さずに力強いストレートを投げるのがねらいです。

第1戦のサヨナラ勝ちで勢いづいたオリックス打線をどう抑えるのか。
高橋投手は立ち上がりから150キロ近いストレートを軸にチェンジアップやカーブなども織り交ぜた、打たせて取るピッチングが光りました。
ランナーを出しても要所は締め、3回、2アウト二塁の最初のピンチでは1番の福田周平選手を149キロのストレートでセンターフライに打ち取りました。
伊藤コーチも「ストレートに力があり、状態は悪くない」と話す内容。
高橋投手は8回までに今シーズンの自己最多に並ぶ122球を投げ、9回もマウンドへ。
ストレートの威力は衰えず150キロをマーク。
力を振り絞って133球を1人で投げきり、日本シリーズでプロ初完封勝利を挙げました。



高橋奎二投手は「相手の宮城投手もいいピッチングをしていたので『先に降りるものか』と思って、気合いでマウンドに立っていた。一人一人抑えようと思って投げたことで、9回まで投げられたのでよかった」と笑顔で話していました。


先制のヤクルト 青木「なんとか決めてやるという気持ちだった」


先制のタイムリーヒットを打ったヤクルトの青木宣親選手は「勝てて本当にうれしい。つないでつないで自分にまわってきたので、なんとか決めてやるという気持ちだった。とにかく甘いところをずっと待っていたので『やっときた』という感じだった。どう考えてもあの場面はなんとかしたい場面だったので、勝つにはあそこで打つことだと思った。とにかく集中して打席に入った」と振り返りました。

そのうえで「なんとか1試合取れた。あさっての試合に集中していきたい」と話しました。


オリックス 宮城投手 持ち味発揮も粘りきれず


序盤から投手戦となった第2戦。
オリックスの先発、宮城大弥投手は、持ち味の制球力を存分に生かし、終盤まで好投しましたが8回に先制点を許してマウンドを降りました。

左ピッチャーの宮城投手は、右バッターのインコースに切れ込むストレートと、左バッターの外に逃げるスライダーを中心としたコントロールのよさとテンポのよいピッチングが持ち味です。
高校卒業2年目の今シーズン、ローテーションに抜てきされると開幕から8試合負けなしと堂々のピッチングを見せ、先発陣の柱の1人に成長しました。
13勝4敗とリーグ2位の勝利数をマークして25年ぶりの優勝に貢献しましたが、クライマックスシリーズでは登板がありませんでした。
宮城投手はおよそ1か月ぶりの実戦登板となる日本シリーズ第2戦を前に「全く楽しめる雰囲気ではないが、ふだんも緊張していないわけではない。こっちがイケイケになれるよう投げたい」と意気込んでいました。

この試合は1回からストレートで強気にインコースを攻めました。
さらに変化球を低めに集めるコントロールも抜群で、5回までわずか54球で1人のランナーも許しませんでした。
6回にはヤクルトの西浦直亨選手に初ヒットを許したあと、二塁一塁のピンチを迎えましたがここでも動じませんでした。
1番 塩見泰隆選手に対しては、5球すべてを低めに集めて空振り三振。
2番 青木宣親選手はコントロールされた低めのストレートで内野ゴロに打ち取りピンチを脱しました。
しかし、球数が100球を超えた8回でした。
2アウト二塁一塁のピンチで青木選手につまりながらも外野の前に落ちるタイムリーヒットを打たれて先制点を許した宮城投手。
持ち味は発揮したものの粘りきれず、この回途中でマウンドを降りました。



宮城大弥投手は「少し荒れてしまった部分もあったが、全体的には投げている感覚もよかったし、バランスの取れたピッチングができていたと思う」と振り返りました。

そのうえで8回に先制点を与えた場面は「最後、粘りきれずに打たれてしまったところが悔しいし、その前のフォアボールが響いてしまったんだと思う」と話していました。


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