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卓球 水谷隼 現役最後の試合はストレート勝ち

2021-10-24 午後 09:56

  

東京オリンピックの卓球で金メダルを獲得した水谷隼選手が現役最後の試合に出場し、持ち味の強烈なフォアハンドを決めるなどストレート勝ちで競技人生を締めくくりました。

地元静岡で最後の試合


水谷選手は、東京オリンピックの混合ダブルスで伊藤美誠選手とペアを組んで日本の卓球で初めてとなる金メダルを獲得したほか、男子団体でも銅メダルを獲得しました。

オリンピックの試合後に目の不調を理由に現役引退の意向を表明し、出身地の静岡県で行われた国内リーグ、Tリーグの24日の試合が現役選手として出場する最後の試合になることを明らかにしていました。

水谷選手は、木下マイスター東京の一員として東京オリンピックをともに戦った張本智和選手とペアを組んで第1試合のダブルスに出場し、勝負どころで持ち味の強烈なフォアハンドを決めて、第1ゲームを11対8で取りました。

第2ゲームも得意のサーブなどでポイントを奪い、Tリーグの独自ルールでデュースがない10対10のマッチポイントの場面では、相手にコースを読まれない巧みなショットでみずから試合を決めました。

水谷選手は張本選手とのペアで、ゲームカウント2対0のストレートで勝利し、27年間の競技人生を締めくくりました。

チームもT.T彩たまに3対1で勝ちました。


水谷「壁や目標を後輩に与えることができた」


現役選手としての最後の試合を終えた水谷選手は「きょうの試合はとにかく勝ちたかった。チームメイトのみんなも水谷さんを最後、勝たせたいと言ってくれていたし、自分としても東京オリンピックで金メダルを取ることができて、最後の試合で負けて終わるのは残念という部分があった。自分の勝負強さを改めて感じたし、ここぞという時に力を発揮できる人間なんだと思った。自画自賛です」と笑顔で試合を振り返りました。

そして、自身が卓球界に残したものについて聞かれると「後輩に大きな目標を持たせることができたのではないかと思う。全日本選手権での10回の優勝や東京オリンピックでの金メダルなど超えないといけない壁や目標を後輩に試練として与えることができたのはすごくよかった」と話していました。


張本「最後の最後まですごい選手」


水谷選手の現役最後の試合でダブルスのペアを組んだ張本選手は「1球1球かみしめながらプレーしていたし、きのう負けているので勝たないといけないというプレッシャーも感じていた。水谷選手は本当に最後の最後までかっこよかったし、すごい選手だなと思った」と試合を振り返りました。

そのうえで、「この2日間、ダブルスのペアとして隣でプレーをさせてもらっていろいろと学ぶことができた。これから何か困ったときには水谷選手のプレーを思い出したい。いろいろな選手が水谷選手と組みたかったと思うので、最後に自分が2回もペアを組ませてもらって感謝しているし、この経験を忘れないようにして今後、卓球をやっていきたい」と水谷選手から引き継いだ日本のエースとしての決意を話しました。


丹羽「東京五輪でプレー すごくいい思い出」


水谷選手と東京オリンピックをともに戦い、現役最後の試合で対戦したTリーグのチームに所属する丹羽孝希選手は、「東京オリンピックの団体で一緒にプレーができて、ダブルスでペアを組めたことがすごくいい思い出になった。3位決定戦で韓国のペアに勝って終わることができたので、左利きどうしのペアの可能性を示すことができた」と話していました。


倉嶋監督「一時代を築いた選手ということは間違いない」


東京オリンピックで日本男子の監督を務め、現在は水谷選手が所属するTリーグのチームの監督を務める倉嶋洋介さんは「一時代を築いた選手ということは間違いない。すばらしい選手とずっと一緒にやってこれたことをすごく幸せに感じている。僕自身も勉強になったし、いい経験にもなったと思っている。彼がこれからどういう道を選んでも引き続きサポートしてきたい」と話していました。


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