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羽生結弦 「4回転半ジャンプ しっかり決めたい」

2021-10-22 午後 08:48

  

フィギュアスケートの羽生結弦選手が、グランプリシリーズの開幕を前にNHKの取材に応じ、北京オリンピックを控えた今シーズンの目標について「4回転半ジャンプをしっかりと決め、自分が目指す理想の形を試合で出したい」と意気込みを話しました。


オリンピック2連覇の羽生選手は昨シーズン、新型コロナウイルスの影響でグランプリシリーズを欠場し、世界選手権は3位でした。

今シーズンのグランプリシリーズが22日開幕のアメリカ大会から始まるのを前に羽生選手がオンラインでNHKの取材に応じました。



この中で羽生選手は、北京オリンピックを控えた今シーズンの目標について「4回転半ジャンプをしっかりと決めたい。ショートプログラム、フリーともに自分が目指す理想の形を試合で出したい」とかねてから掲げていた4回転半ジャンプ、4回転アクセルの達成を目標とする考えを示しました。

そのうえで、4回転半ジャンプの練習の状況について「ずっと練習をしてきたけれど、去年とは比べ物にならないくらい、きちんと成功させるための練習ができているかなと思う。完全な手応えがあるわけではないが、目指すべき形や、やるべきことが完全にまとまってきた感じはするので、もうちょっとかなと思う」と手応えを話しました。

そして、今シーズン最初の大会となる来月のNHK杯に向けて「率直に4回転半を決めたい。そのうえで、プログラムで表現したいことや見て下さってる方に何かを感じ取ってもらえるような演技がしたい」と話していました。


“4回転半”過去にもたびたび言及


羽生選手がこだわる4回転半ジャンプ(4回転アクセル)。

自身で”王様のジャンプ”と形容し、これまでさまざまな場面で言及してきました。

NHKが過去に伝えてきた、4回転半ジャンプをめぐる羽生選手の意気込みや思いをまとめました。


2017年10月22日 「将来的にやりたい」


2位になったグランプリシリーズロシア大会から、一夜明けた記者会見の場で、羽生選手は「将来的にはアクセルをやりたいと思っている」と世界で誰も跳んでいない4回転半ジャンプに挑む考えを示しました。

一方で「さすがにピョンチャンオリンピックの前は厳しいと思う。足首への負担が大きいジャンプなので練習している段階にも入ってない」と述べ、次の年に控えたピョンチャンオリンピック後に試合で挑んでいくことになるという考えを示しました。


2018年2月18日 「モチベーションは4回転半だけ」


ピョンチャンオリンピックのフィギュアスケート男子シングルで、2大会連続で金メダルを獲得した羽生選手。

一夜明けての記者会見では、金メダルの喜びを語るとともに、今後も競技を続ける考えを示しました。

4回転半ジャンプについては「アクセルは王様のジャンプで、4回転アクセルを目指したい。モチベーションは4回転アクセルだけ」と決意を話しました。


2018年2月27日 4回転半ジャンプの難しさを問われ…


帰国後、日本外国特派員協会での会見に臨んだ羽生選手は、報道陣から4回転半ジャンプについて問われ「アクセルジャンプは遠心力をかけづらいジャンプです。練習している選手も少ないと思います。初めの1人になれなくても夢である4回転半ジャンプを成功させたいです」と語りました。

この時、羽生選手は立ち上がってジャンプの入り方や降り方などを実演し、その難しさを「2回転しながら4重跳びをする感じ」などと説明していました。


2018年11月4日 「いまは練習していない」


優勝したグランプリシリーズフィンランド大会のあと、シーズンの目標の1つに掲げていた4回転半ジャンプについて「いまは練習していない。9月の大会でジャンプに失敗が出て、こんなにも技術が足りないということを突きつけられた。また、4回転アクセルを成功させることではなくて、試合で満足いく演技をして勝ったときの喜びを感じたいという気持ちの方が強かった。4回転アクセルの練習は、12月の全日本選手権が終わってからになると思う」と話しました。


2019年4月20日 「公式の試合でキレイに決めることが夢」


地元の仙台市で開かれた記者会見で、次のシーズンの目標について問われ「今後、4回転アクセルに挑戦し、新たな武器を加えたうえで“令和”のシーズンを頑張りたい。今は、4回転アクセルを公式の試合でキレイに決めることが夢だ」と話しました。


2019年12月8日 「完成させられるものにしたい」


2位になったグランプリファイナル。競技から一夜明け、報道陣の取材に応じました。

この中で羽生選手は、大会中の練習で世界で誰も成し遂げていない4回転アクセルに挑戦したことについて「完成させられるものにしたいという気持ちは強い」と今後の習得へ、改めて意欲を示しました。


2021年3月26日 「すごく近づいてきている」


世界選手権、男子シングル前半のショートプログラムのあと羽生選手は、世界で誰も成功していない4回転アクセルを今大会で取り入れようと検討していたことを明かしたうえで「プログラムに入れられなかったのはつらかったが、すごく近づいてきている。ギリギリまで取り入れるか粘ったが、こちらに出発する3日前にくらいに組み込まないことを決断した」と振り返りました。

翌27日の後半のフリーのあとには、4回転半ジャンプの習得について「この試合に向けて、かなり練習をしてきた。着氷しているわけではないが、今までの中でいちばん、4回転半というジャンプらしくなってきたものが、けっこうあったので、来シーズンに向けてしっかり練習したい。早く4回転半を練習して誰よりも早く4回転半を公式戦で決める人間になりたい」と話しました。


2021年7月9日 「必ず今シーズンで決める」


横浜市で開かれたアイスショーに出演したあと「このアイスショーに焦点を絞って練習しなくてはいけないと思い、そこまで練習はできていない。体のダメージだとか昨シーズン頑張ってきた体をいたわりつつ、アクセルの基礎の練習など一から4回転半に向けて作り直す作業をしっかりできたらいい。これからシーズンに向けて本格的に練習していきたい」と話しました。

そして来年2月の北京オリンピックに向けては「ピョンチャンオリンピックのシーズンのように絶対に金メダルをとりたいという気持ちは特にない。ただ、必ず今シーズンで4回転半を決めるんだという強い意志はある。しっかりとその意志を、決意を持って今シーズン挑みたい」と4回転半ジャンプが最大の目標であることを強調しました。


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