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東京パラリンピック 陸上のこん棒 製作した都立高校に寄贈

2021-09-29 午後 04:26

  

東京パラリンピック、陸上のこん棒投げで使われたこん棒が製作を担当した都立高校に寄贈されました。こん棒には、大会で世界記録をマークし、金メダルを獲得したポーランドの選手のサインが書かれていて、今後は高校で保管されるということです。


こん棒投げは、パラリンピックの陸上の種目の1つで、握力が弱く、砲丸投げや、やり投げなどが難しい選手が、木製のこん棒を投げて距離を競います。

東京パラリンピックでは国内に、こん棒を作るメーカーがなかったことから、東京 文京区の都立工芸高校の生徒が8か月ほどかけて、合わせて20本を製作しました。

29日は、東京大会で実際に使われた、こん棒1本が高校に寄贈されることになり、校内で贈呈式が行われました。

式典では、大会組織委員会の小谷実可子スポーツディレクターから、製作した生徒を代表して、去年、卒業した西澤直斗さんが、こん棒を受け取りました。

この、こん棒を使って28メートル74センチの世界記録をマークし、金メダルを獲得したポーランドのルジャ・コザコフスカ選手のサインが書かれていて、今後は高校で保管されるということです。

今は、みこしを製作する会社で働いている西澤さんは「パラリンピックという、ひのき舞台で使われたのは、うれしいのひと言で、誇りだ。製作に携われたのは、大きな糧に今後もなると思う」と話していました。


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