神宮外苑再開発 事業者が自然に親しみながら理解求める催し

東京の明治神宮外苑で再開発を行う事業者が、自然に親しみながら再開発について理解してもらう催しを開きました。

東京の明治神宮外苑の再開発では、樹木の保全のあり方などをめぐり反対の声も上がっていて、事業を認可した都は、再開発を行う事業者に対し、都民の共感と参画を得ながら進めるよう求めています。
こうしたことを受けて、事業者は自然に親しみながら再開発を理解してもらおうと、11日、明治神宮外苑でどんぐりを拾う催しを開き、8組の親子24人が参加しました。
参加者が集めたどんぐりは、今後、事業者が苗木にして現場に植樹することを検討しているということです。
どんぐり拾いが終わったあと、事業者の1つの三井不動産の担当者はオープンスペースが増えて遊ぶ場所が増えるとか、施設どうしの敷居が少なくなり移動しやすくなるなど、再開発によるメリットを説明していました。
参加した女性は「できるだけ景観は維持するかよりよくするような形で開発してほしい」と話していました。
また別の女性は「外苑の樹木は計画的に植えられたという感じではなく、自然な感じがとても好きなので、そういう雰囲気を残してほしい」と話していました。