千葉 茂原市長 熊谷知事に早急な浸水対策などを要望

先月の記録的な大雨で多くの住宅が浸水被害を受けた千葉県茂原市の市長が県庁を訪れ、熊谷知事に早急な対策などを要望しました。

茂原市では、先月8日の記録的な大雨で市内を流れる一宮川やその支流などが氾濫し、およそ1700棟の住宅が浸水などの被害を受けました。
18日、茂原市の田中豊彦市長が県庁の熊谷知事のもとを訪れ、浸水被害の原因究明を行い早急に対策することやそのための財源の確保などを盛り込んだ要望書を手渡しました。
受け取った熊谷知事は「一宮川の支流である阿久川や豊田川への大型土のうの設置や、危機管理型水位計の増設など、被害の軽減を目指して一致団結して取り組みたい」と述べました。
要望を終えた田中市長は「国や県と現場の自治体では感覚に差が生じてしまう。堤防をかさ上げするなど対応してほしい」と話していました。
一方、一宮川で工事中の堤防の代わりに設置することになっていた大型土のうの一部が大雨の際に十分に設置されていなかった問題については、田中市長は「正確な調査結果をもとに対応を検討したいという話が県から出たので期待したい」と話していました。