車いすテニスなどパラスポーツを体験するイベント 東京 新宿

「車いすテニス」などのパラスポーツを実際に体験して障害への理解を深めようというイベントが都内で開かれました。

このイベントは障害の有無にかかわらずパラスポーツに親しんでもらうことで、障害への理解を深めてもらおうと東京・新宿区の新宿中央公園を会場に、公園を管理する団体が開きました。
イベントでは、車いすバスケットボールやブラインドサッカーなど8種類のパラスポーツが体験できるブースが設けられました。
このうち、「車いすテニス」のブースでは、小学生の子どもたちが実際に競技用の車いすに乗って体験し、片手で車いすを動かしながらもう片方の手でボールを打つ練習をしていました。
また、脚に障害のある人がスキー板のついたイスに座わって滑る「チェアスキー」のブースでは、軽井沢から運ばれたスキー場の雪を使用して体験が行われ、子どもたちが季節外れの雪の中で楽しんでいました。
ほかにも、「ボッチャ」のブースでは、参加した人たちが赤と青の球をターゲットの白い球に向けて投げていました。
車いすテニスを体験した小学2年生の男の子は、「車いすを動かすのが難しかったけど、ボールを片手で打つのが楽しかったです」と話していました。
イベントを主催した団体の梅原玲奈さんは、「実際に障害者スポーツを体験して、ダイバーシティを考えるきっかけになればと思います。誰もが利用できる公園という場での体験を今後も広げていきたいです」と話していました。