商店街などで「花ちょうず」 東京 江東区

東京・江東区では水を張った鉢にあじさいなどの花々を浮かべる「花ちょうず」が商店街などで行われていて、訪れた人たちを楽しませています。

「花ちょうず」は神社や寺で手や口を洗い清める「ちょうず」がコロナ禍で控えられるなか、かわりに水に色とりどりの花を浮かべるもので、全国各地で行われています。
江東区では神社や寺だけでなく商店街の店舗でも今月19日から「深川花ちょうず」が行われていて、初夏を感じられるあじさいやひまわりなどがちょうず鉢に浮かべられています。
花を浮かべる作業は区内の生花店が担っていて、デザインが被らないよう場所の雰囲気に合わせて花の色や種類を変えているということです。
50代の男性は「きれいな花を見ると、心が洗われる気分です」と話しています。
江東区観光協会の町田仁さんは「神社も仏閣もあって、伝統的な商店街もあるので『花ちょうず』をやったら多くの人に来てもらえるのではないかと思い始めました。江戸時代から受け継がれてきた門前仲町の文化と一緒に『花ちょうず』を楽しんでほしいです」と話していました。
「深川花ちょうず」は、今月28日まで行われています。