大型連休 人手不足で予約を制限するホテルも 長野 上高地

北アルプスの玄関口、長野県松本市の上高地にあるホテルは、大型連休を迎えて宿泊客が戻りつつある一方で人手不足のため予約を制限せざるを得ない状況になっています。

先月山開きとなり本格的な観光シーズンを迎えた松本市の上高地では、ホテルも今シーズンの営業を始めていて、行動制限がないことしの大型連休は、新型コロナの影響で落ち込んだ宿泊客の回復を見込んでいます。
一方で、人手不足に悩まされていて、このうち55の客室がある温泉ホテルは本来40人ほど必要な従業員がコロナ禍で離れたことや人材の獲得競争が激しくなっていることなどで30人余りしか確保できず、すべての客室を稼働できない状況です。
このホテルは、十分なサービスを提供するため、客室に空きがあるにも関わらず全体の1割程度は予約を入れられないということで、ホームページや人材派遣会社を通じて従業員の募集を続けています。
青柳浩一郎社長は「満室になることを願っていたので、従業員不足で全室を稼働できないのは残念です。今後も従業員の数とにらめっこしながら経営していくしかありません」と話していました。