東京 江東区長選挙 新人の木村氏が初当選

区長が死去したことに伴う東京・江東区の区長選挙は、無所属の新人の木村弥生氏(57)が初めての当選を果たしました。

木村氏は、東京都出身の57歳。
大学病院の看護師などを経て、平成26年の衆議院議員選挙の比例代表・北関東ブロックで初当選し、衆議院議員を2期務めました。
今回の江東区長選挙は、4期16年務めた区長が今月12日に死去したことに伴って行われ、新人4人が争う構図となりました。
選挙戦で木村氏は、国政の現場で、政策を立案してきた実績を強調するとともに、妊娠・出産・産後ケアの切れ目ない支援を行い、区の魅力を内外に発信して知名度を向上させるなどと訴えました。
そして、今回初めての当選を果たしました。

東京・江東区の区長選挙で初当選を果たした木村弥生氏は、発熱の症状があったことから、オンラインで会見を開きました。
木村氏は「新しい時代の扉を開きたいという区民の思いで当選できたと感じています。クリーンで区民に開かれていて、一人ひとりに寄り添う区政、そして、これまで政治の光が当たってこなかった人の声を受け止めて、そこに光を当てる温かい区政を目指したいです」と抱負を述べました。

23日投票が行われた東京の特別区の11の区長選挙のうち、江東区長選挙では木村弥生氏、豊島区長選挙では高際みゆき氏、北区長選挙では山田加奈子氏が、初めての当選を果たし、女性の区長が3人増えることになりました。
現在、女性が区長を務めているのは、品川区、杉並区、それに足立区の3つの区で、今回の選挙とあわせると女性区長は6人になります。
東京23区では、この1年で女性区長が5人増える結果となりました。