山梨 山中湖村 冷え込み強まるなか「紅富士」見られる
27日朝の山梨県内は冷え込みが強まって各地で最低気温が0度を下回り、富士山のふもと山中湖村では山肌が朝日で赤く染まる「紅富士」が見られました。
甲府地方気象台によりますと、27日朝の山梨県内は晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象が起きて各地で冷え込み、最低気温は山中湖村でマイナス8.6度、北杜市大泉と富士河口湖町でマイナス6.1度、韮崎市でマイナス5.5度など10の観測地点すべてで0度を下回る冬日となりました。
まだ辺りが暗い午前6時すぎ、山中湖村の湖畔沿いの駐車場には観光客ら20人近くが集まりました。
27日朝の富士山周辺は雲ひとつない快晴で、午前7時前に雪化粧した山肌が朝日に照らされて赤く染まる「紅富士」が見られました。
「紅富士」は日が昇るにつれてだんだんと色濃く、染まる範囲を広げ、待ちわびた人たちはじっと眺めたり写真を撮ったりしてわずか10分間ほどの光景を楽しみました。
静岡県から訪れた70代の女性は「紅富士を見るのは初めてですが、とてもきれいで感動しました」と話していました。
「紅富士」は冬本番の2月ごろまでの眺めがより美しいということです。