五輪汚職事件 角川会長“賄賂支払い”事前会議で事実上了承か

五輪汚職事件 角川会長“賄賂支払い”事前会議で事実上了承か

東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約をめぐる汚職事件で贈賄の疑いで逮捕された出版大手、KADOKAWAの角川歴彦会長が、取締役会の前に役員らが重要事項を協議する社内の会議で賄賂とされる資金の支払いを事実上、了承していた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。
東京地検特捜部は4日の勾留期限に向け捜査を進めています。
関係者によりますと、角川会長は容疑を否認しているということです。

KADOKAWAの会長、角川歴彦容疑者(79)は、東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー選定で便宜を受けたことへの謝礼などとして、組織委員会元理事の高橋治之被告(78)に賄賂を提供したとして贈賄の疑いで東京地検特捜部に先月、逮捕されました。
KADOKAWAは2019年に協賛金2億8000万円で組織委員会とスポンサー契約を結んでいて、特捜部はその後、元理事の知人が代表を務める会社にコンサルタント料として支払った総額7600万円が元理事への賄賂だったとみています。
この支払いに会長の決裁は必要なかったということですが、角川会長はスポンサー契約を結ぶ前年の2018年に役員らが取締役会の前に経営の重要事項を協議する社内の会議で報告を受け、事実上、了承していた疑いがあることが関係者への取材で新たに分かりました。
特捜部は、4日の勾留期限に向けて詰めの捜査を進めています。
関係者によりますと、角川会長は、一貫して容疑を否認しているということです。