茨城県五霞町教育長の教科書会社接待問題 町長“会食は事実”
茨城県五霞町の倉持伸樹教育長(60)が、教科書会社から接待を受けていた問題で、染谷森雄町長は30日夕方、会見を開いて陳謝しました。
会見の中で染谷町長は「教育長本人に事実確認をしたところ、会食の場をもったことは事実だ」と述べたうえで、「疑念を抱かれるようなことを行ったのは誠に遺憾で、厳正に対処していく。再発防止に向けて綱紀粛正に努めたい」と述べ、陳謝しました。
一方で、町の聞き取りに対し教育長は「教科書会社の営業担当者とは個人的な知り合いという認識で会食に参加した。教材などの営業的なあっせんの話は一切ない」と話しているということです。
また、町の担当者によりますと、教育長は7月の会食の会計の際、同席していた元校長に1万円を手渡し、みずからの飲食代を支払おうとしたものの、教科書会社側に受け取ってもらえず、今月26日になって元校長が、教科書会社の口座に2人分の飲食代合わせて2万円を振り込んだということです。
染谷町長は「教育長が接待を受けたという認識はない」と述べました。