東京都“健康観察なく死亡は痛恨の極み” 再発防止策まとめる

東京都“健康観察なく死亡は痛恨の極み” 再発防止策まとめる

去年、新型コロナウイルスへの感染が確認された女性が健康観察が行われないまま亡くなった問題で、東京都は、支援を受けられないまま亡くなったことは痛恨の極みだとして保健所の対応強化など再発防止策を盛り込んだ調査報告書をまとめました。

去年8月、武蔵村山市内の病院で新型コロナへの感染が確認された50代の女性が、保健所の健康観察が行われないまま8日後に自宅で亡くなったことを受け、都総務局は保健所の対応などについて調査を行い、その報告書を公表しました。
それによりますと、保健所は、女性からおよそ10分間の電話を受けていたものの、健康観察などにつなげることはできず、行政からの支援を受けられないまま亡くなられてしまったことは痛恨の極みだとしています。
一方で、報告書では、都の保健所では電話を受けた職員が分からず、相談記録も確認できなかったとしています。
そして、今回の事案を受け、都福祉保健局は電話対応業務を見直すとともに、自宅で療養する人に健康観察などを行うフォローアップセンターの体制を拡充するなど対策を講じたとしています。
報告書に対し女性の夫は「最大の関心事であった妻の電話対応で何が起こったのか、健康観察や医療の提供になぜつなげることができなかったのか、という点が明らかにならなかったことは残念です。再発防止に努めていただくことを期待しています」とコメントしています。