群馬 安中市で発見された化石は新種の「飛べない白鳥」

群馬県安中市内のおよそ1150万年前の地層から見つかった鳥類の化石が、白鳥の仲間の翼が小さく飛べない鳥の新種だったことがわかり、「アンナカキグナハジメイ」という学名が付けられました。

22年前、群馬県安中市原市にあるおよそ1150万年前の地層から見つかった化石について、群馬県立自然史博物館と京都大学が共同で研究を進めていました。
その結果、白鳥の仲間の新種とわかり、地名や発見した人の名前を踏まえ「アンナカキグナハジメイ」という学名が付けられました。
この鳥は全長が推定で120センチから130センチで、翼が小さく飛べず、ひなを背中におんぶできる骨格があります。
また、下あごが「わん曲」しているのも特徴で、プランクトンや浮き草を食べていたとみられます。
研究を行った京都大学大学院理学研究科の松岡廣繁助教は、この鳥が「飛べない鳥」として進化したことについて「卵を産むなどの理由で1年のうち数か月は陸上で生活する必要があったが、自分たちの生活を脅かすような肉食の動物がいなかったのだろう」と分析しました。
「アンナカキグナハジメイ」の化石は、群馬県富岡市にある県立自然史博物館で、休館日の月曜日を除き来月12日まで展示されています。