北朝鮮 弾道ミサイル発射か 日本のEEZ外に落下と推定

北朝鮮 弾道ミサイル発射か 日本のEEZ外に落下と推定

政府は、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表しました。
発射されたものは、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海に落下したとみられます。
菅総理大臣は「わが国と地域の平和と安全を脅かすもので厳重に抗議し強く非難する」と述べました。

政府は、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと午後1時前に発表しました。
海上保安庁は、2発が発射されたと発表し、いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海に落下したとみられるということです。
政府は、情報の収集と分析などを進めていて、夕方にもNSC=国家安全保障会議を開いて、今後の対応を協議することにしています。
菅総理大臣は「ことし3月25日以来、およそ6か月ぶりの弾道ミサイル発射は、わが国と地域の平和と安全を脅かすもので、言語道断だ。国連安保理決議にも違反しており、厳重に抗議するとともに強く非難する」と述べました。
そして、「アメリカや韓国をはじめ関係国と緊密に連携をし、国民の命と平和な暮らしを断固として守り抜いていく」と述べました。
また、菅総理大臣は、情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機や船舶などの安全確認を徹底すること、それに不測の事態に備え、万全の態勢をとることを指示しました。
防衛省では、岸防衛大臣らが集まって情報の分析を進めました。
一方、外務省の船越アジア大洋州局長は午後2時半ごろからアメリカ国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表と会談しました。
最新の情報を共有し、今後の対応について意見を交わしたものとみられます。

韓国軍の合同参謀本部は北朝鮮が15日午後、中部の内陸から日本海に向けて弾道ミサイルと見られる2発を発射したと発表しました。
飛しょう体の種類や飛行距離などについて、アメリカ軍とともに詳しい分析を進めています。
また韓国軍は「監視と警戒を強化しながら米韓で緊密に協力し、万全の態勢を維持している」と説明しています。
北朝鮮はことし3月、巡航ミサイルと推定される2発を発射したのに続いて、4日後には東部のハムギョン南道ハムジュ付近から日本海に向けて、2発の短距離弾道ミサイルを発射しています。
また今月11日と12日には新たに開発した長距離巡航ミサイルの発射実験に成功したと、13日発表しました。
発表では、ミサイルは北朝鮮の領土や領海の上空を2時間あまり飛行して「1500キロ先の目標に命中した」としています。