渋谷区が低所得世帯受験生支援へ

東京・渋谷区は民間団体と協同で、区内に住む所得が低い世帯の中学3年生を対象に、来年度学習塾代などに使えるクーポン券を配付することになりました。

この取り組みは保護者の所得が子どもの教育格差につながらないようにと、渋谷区が民間団体と協同で行います。
対象は、来年度中学3年生になり高校受験を控えるものの、保護者の所得が低く塾などに通うことが難しい区内に住む生徒です。
クーポン券は、塾や家庭教師などの費用として利用でき、1人あたり20万円分が支給されるということです。
12日から11月末までインターネット上の「クラウドファンディング」の仕組みを利用して寄付を集め、対象となる所得額の基準は集まった金額を見て決めるということです。
取り組みに参加する民間団体「チャンス・フォー・チルドレン」は、東日本大震災や熊本地震の被災地で、同じような仕組みで子どもたちを支援してきたということで、今後、全国の自治体に広げていきたいとしています。
記者会見で渋谷区の長谷部健区長は「渋谷は都心にありながら経済的な格差がある。学校外教育になる塾代に税金の投入が難しい中、寄付を原資にするクーポンを利用することで子どもたちには諦めることなく夢に向かって進んでもらいたい」と話していました。