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茨城県知事選

2017年8月27日投票

立候補者数:
3人
有権者数:
2,429,326人
投票率:
43.48% 開票終了
おおいがわ かずひこ

大井川おおいがわ 和彦かずひこ

無 新 53歳

代表的肩書
元IT企業役員
推薦
自民・公明
497,361
得票率 47.5%
はしもと まさる

橋本はしもと まさる

無 現 71歳
当選:6回

代表的肩書
元自治省消防庁消防課長
427,743
得票率 40.8%
つるた まこみ

鶴田つるた 真子美まこみ

無 新 52歳

代表的肩書
NPO法人理事長
推薦
共産
122,013
得票率 11.7%

茨城県知事選 自公推薦の新人 大井川氏が当選

ニュース画像

茨城県知事選挙は27日に投票が行われ、自民党と公明党が推薦する新人の大井川和彦氏が、初めての当選を果たしました。現職の橋本昌氏は、全国最多の7期目を目指しましたが及びませんでした。

大井川氏は53歳。経済産業省の職員やIT企業の役員、それに動画配信サイトの運営会社の役員を務めました。

選挙戦で大井川氏は、6期24年務めた現職の多選を批判し、民間の経営感覚を取り入れながら県政の刷新を図ると訴えました。その結果、推薦を受けた自民党と公明党の支持層に加え、支持政党を持たない無党派層からも一定の支持を集め、初めての当選を果たしました。

大井川氏は「10年先の茨城を見据えた訴えが支持を得たと思う。これからの茨城にとって、人口減少対策が最大の課題で、他の県と横並びではない独自の輝きのある茨城県をつくりたい。皆さんのエネルギーを感じ、身の引き締まる思いだ」と述べました。

投票率は43.48%で、前回に比べて11.74ポイント高くなりました。

7回目の当選を逃した現職の橋本昌氏は「必ずやもう一度、知事として働けるものと信じてやってきたが、残念ながら結果は違ってしまった。今後、改めて政治活動をやるということはないと思う」と述べました。

自民 選対委員長「非常によい結果」

自民党の塩谷選挙対策委員長は、党本部で、記者団に対し、「内閣改造や党役員人事のあと最初の大型地方選挙で、全力を挙げて『何としても勝利を』ということで戦ってきたので、10月に衆議院の補欠選挙も控えている中で非常によい結果だ。今回、自民・公明両党で協力して結果が出たので、より一層協力を強め、国政選挙でも勝利に向けて努力したい」と述べました。

公明 選対委員長「自公協力が勝因」

公明党の斉藤選挙対策委員長は「多選への批判と、自民・公明両党の協力がうまくかみ合ったことが、勝利に大きく貢献した。一方で、謙虚に政権運営をしていこうという態勢が緩んではならず、勝ってかぶとの緒を締めなくてはいけない。自民・公明両党がしっかり協力する態勢を作らないと勝てないことが、今回の選挙でよくわかったので、10月の衆議院の3つの補欠選挙では、そういう態勢をつくっていきたい」とするコメントを出しました。

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