標津町で生産の和紙原料「ノリウツギ」東京の研究所が講演

標津町が生産している文化財の修復に欠かせない特別な和紙の原料となる植物ノリウツギについて東京の研究所の職員がその重要性などについて講演しました。

標津町は文化財の修復に欠かせない特別な和紙の原料となるアジサイの仲間ノリウツギの樹皮を採取し、去年から奈良県の和紙職人に販売しています。
また、町では、ノリウツギの安定供給に向けてことし6月に文化財の修復などに取り組む東京文化財研究所と協定を結んでいて、2日、町内でこの研究所の職員が講演しました。
研究所の職員は、ノリウツギの樹皮の内側の成分が和紙を漉くときに使う水にとろみをつけて繊維を均一に分散させる役割があることやノリウツギのように文化財の保存や修復に必要なものやその原料の安定的な確保が全国的な課題になっていることなどを説明しました。
講演会にあわせて町を訪れた東京文化財研究所の齊藤孝正所長は「標津町の取り組みで日本の文化財の未来もひとつ光が見えてきた。今後も研究所としてお手伝いしていきたい」と話していました。