北海道の陸上自衛隊トップ 北部方面総監に末吉氏就任

北海道の陸上自衛隊トップ、北部方面総監に末吉洋明陸将が就任し、「道民の信頼獲得と一体感の醸成に努めていく」と抱負を述べました。

末吉洋明陸将は鹿児島県出身の56歳。
福岡など九州4つの県を管轄する第4師団の師団長、それに防衛大学校の副校長などを経て陸上自衛隊北部方面総監に就任しました。
31日、札幌駐屯地で行われた着任式で、末吉総監は国際情勢が厳しさを増しているとした上で、「脅威に備えて命令があれば果敢に対処して任務を全うしてほしい」とあいさつしました。
続いて行われた記者会見で、末吉総監は「北部方面隊一丸となって任務にまい進し、地域の安全と安定に貢献するとともに、道民の皆様の信頼獲得と一体感の醸成に努めていく」と抱負を述べました。
また、北朝鮮による弾道ミサイルの発射が相次いでいることについて、「北朝鮮は従前よりも重大かつ差し迫った脅威だ。なによりもまず道民の安全を確保できるよう情報を収集し、即応性を整える。自治体など関係機関や地域と連携していくことが必要だ」と述べ、関係機関との連携を強化していく考えを示しました。