砂川市で子どもたちの落語大会

子どもたちが、稽古の成果を競う落語大会が26日、砂川市で開かれ、会場が笑いに包まれました。

大会には、道内各地の小学生から高校生までのあわせて12人が参加しました。
審査の結果、小学生の部は、十勝の音更町の小学3年生で、「どんぐり亭山桜」こと、山岡桜汰さんがグランプリを獲得しました。
披露した演目は「平林」で、小僧が主人から手紙を届けるよう言われ、宛名の読み方をいろいろな人に聞いたものの答えがばらばらで困惑する様子をユーモラスに演じました。
山岡さんは、「1人でいろいろな人物を演じるのが楽しいです」と話していました。
また、中学・高校生の部では、空知の浦臼町の高校3年生で、「米食亭七星」こと向井七星さんが3回目のグランプリを獲得しました。
向井さんは、うっかりものの男が妻に頼まれて壁に釘を打ったものの、使った釘が長すぎて壁を突き抜け、隣の家の仏壇にまで届いてしまう「粗忽の釘」という演目を、表情豊かに演じました。
向井さんは「応援してくれた人たちに成長した姿を見て欲しい気持ちで頑張りました」と話していました。
砂川市から訪れた60代の女性は「子どもたちの熱弁に感心しました」と話していました。