増毛町の果樹園でリンゴの木のせんてい 余分な枝切り落とす
果物の栽培が盛んな日本海側の増毛町で、リンゴの木の余分な枝を切り落とすせんてい作業が行われています。
リンゴは木の余分な枝を切り落とすことで日当たりがよくなり、実に栄養が行き渡るようになります。
増毛町で「デリシャス」や「昂林」など15品種のリンゴを栽培している山口亮さんの果樹園では、今月中旬からせんてい作業が行われています。
山口さんは、50センチほどの積雪が残る園内を移動しながら果樹の生育状況を確認して、ハサミを使い余分な枝を手際よく切り落としていました。
山口さんによりますと、ことしは去年より雪どけが早く作業が順調に進む一方で、果樹の新芽や樹皮をシカに食べられる被害が増えているということです。
山口さんは「シカによる食害に加え、資材の高騰など厳しい状況が続いていますが、これまでと変わらずおいしいリンゴを消費者に届けられるよう一生懸命育てていきます」と話していました。
この果樹園ではリンゴの木が1500本ほど植えられていて、5月上旬までせんてい作業が続けられるということです。