新ひだか町 競走馬きゅう舎が国の登録有形文化財に
日高の新ひだか町にある昭和30年代に建てられた競走馬のきゅう舎が、馬産地の歴史的な景観を形成しているとして国の登録有形文化財に登録されることになりました。
新たに国の登録有形文化財となるのは新ひだか町の「レースホース牧場」にあるきゅう舎です。
昭和36年に建てられた全長70メートルに及ぶきゅう舎は現在も使われていて、1階には30ほどの馬房が並び、柱のない2階は干し草置き場となっています。
また屋根はこの地域でよく見られる下の部分の傾斜を急にした「腰折れ屋根」という構造になっていて、馬産地として発展してきた日高地方の歴史的な景観を形成していると評価されました。
レースホース牧場の高萩和也さんは「うれしい限りです。昔ながらのすごくいい風景なのでこれを大切にして、きゅう舎も土地も守っていけたらいいと思います」と話していました。