白糠町 掘削技術専門学校の卒業式 4人が新たな出発

去年、白糠町に開校した掘削の技術者を養成する全国初の専門学校の初めての卒業式が行われ、4人の技術者が巣立ちました。

白糠町の「掘削技術専門学校」は再生可能エネルギーの1つとして、地熱発電に注目が集まる中、不足している掘削技術者を養成しようと、去年開校した全国初の専門学校です。
13日行われた初めての卒業式には1年間の課程を終えた第1期生4人が参列し、井上政史校長からそれぞれのスマートフォンにQRコードを読み込む形で電子データの卒業証書を受け取りました。
そして、卒業生を代表して高村丞さんが「試行錯誤の中で多くの学びを得ました。この1年の経験とつながりを大切により一層精進したい」と述べました。
4人はこの1年間、実際の掘削機やシミュレーターなどを使って地面に縦穴を掘るボーリング技術などを学び、小型移動式クレーンやボーリングマシンの運転など11の資格を取得したということです。
4人は道内や九州などの掘削関係の会社に就職が決まっているということです。
卒業生の1人、大野拓巳さんは「何も知らない状態からのスタートでしたが、貴重な経験ができました。これから現場に出て一歩一歩頑張っていきたい」と話していました。