“北海道の春” 中標津町でギョウジャニンニク収穫盛ん
道東の中標津町では農業用施設で栽培されたギョウジャニンニクの収穫が盛んに行われています。
ギョウジャニンニクはニンニクに似た香りが特徴の北海道の春を象徴する山菜ですが、中標津町の井芹靖彦さんの農業用施設では土の温度をおよそ10度に保つことで成長を促し、1月下旬から収穫しています。種から8年ほどかけて丹精込めて育てることで野生のものよりも白くて太い茎となり、中には直径が1センチを超えるものもあります。井芹さんはコンテナに入った土から一株ずつ引き抜いて根を落として洗ったあと、50グラムずつパックに詰めていました。井芹さんは「ことしは暖かい日もあって成長をコントロールするのが大変でした。細いものは酢みそあえ、太いものは天ぷらやホイル焼きにするとおいしいです」と話していました。収穫は4月下旬まで行われ、地元のスーパーやふるさと納税の返礼品として出荷されます。