相次ぐ特殊詐欺に警戒呼びかけ 網走市で緊急の啓発活動
道内で相次いでいる特殊詐欺に警戒を呼びかけようと、網走市の防犯関係者が3日、緊急の啓発活動を行いました。
網走市では3日、防犯協会の会員や警察の担当者などおよそ20人が集会を開き、防犯協会の三枝春樹会長が網走警察署の端耕樹署長に「市内で被害が発生している特殊詐欺防止に努めることを決意します」と決意表明を行いました。
続いて参加者が市内のコンビニエンスストアや大型量販店を回り、「電子マネーでの料金請求は詐欺!」と書かれたチラシを手渡して、詐欺被害の防止に協力を呼びかけました。
警察によりますと、網走市ではことし1月、高額の当せん金を受け取る手数料としておよそ90万円分の電子マネーをだまし取られる被害があったほか、パソコンのウイルス駆除などの名目で電子マネーを購入させようとしたケースがことしに入って10件確認されているということです。
網走市防犯協会の三枝会長は「今までのような銀行などでの啓発では足りないと思い、急きょ行いました。電子マネーを請求してくるのは詐欺なので、巻きこまれないように注意してほしい」と話しています。