家庭で飾られなくなったひな人形約1300体 福島町で展示会
道南の福島町では、ひな祭りにあわせて、家庭で使われなくなったおよそ1300体のひな人形を集めた展示会が開かれています。
福島町では毎年、ひな祭りにあわせて廃校になった小学校の校舎を利用してひな人形の展示会が開かれています。
ひな人形は、子どもが大きくなったなどの理由で飾られなくなったものを町のボランティアが中心となって集め、ことしはおよそ1300体が飾られています。
会場には、明治初期に作られたものも飾られ、時代や作り手によって異なるさまざまな表情を楽しむことができます。
木古内町から訪れた70代の女性は「それぞれが違う表情で、かわいいのもあるし、すまし顔のもあるし、どれもみんなよいです。うちのひな人形もどうしたらよいかなと思って、こういうところに持ってきて大事にしていただくとそれもまたよいですね」と話していました。
ひな人形を管理する「チロップの会」代表の熊谷正春さんは「せっかくみんなが子どものために買ってくれた人形ですから、私たちも大事にして飾っています。皆さんに来てもらいたいです」と話していました。
会場には五月人形も飾られ、ひな人形とあわせて5月8日まで展示されるということです。