二酸化炭素の排出量7割削減 当麻町に環境配慮型の郵便局完成

上川の当麻町に太陽光発電など再生可能エネルギーを取り入れた道内で初めてとなる環境配慮型の郵便局が完成し、今月27日から利用が開始されることになりました。

日本郵便は再生可能エネルギーを利用した環境配慮型の「+エコ郵便局」の導入を全国で進めていて、現在7か所に設置されています。
道内では当麻町にある当麻郵便局の新しい局舎が初めて「+エコ郵便局」として整備され、17日、完成式典が行われました。
このなかで日本郵便北海道支社の及川裕之支社長は「再生可能エネルギーで二酸化炭素の排出を抑制し、地域に貢献していきたい」とあいさつしました。
新しい局舎は、建物で使う電力を賄うため太陽光発電の装置が取り付けられているほか、地元の間伐材や木くずから作る木材チップをボイラーで燃やし、暖房に利用する仕組みも備えられています。
また、壁には、道産の木材を貼り合わせ強度を高めた「CLT」と呼ばれるパネルが使われ、断熱性が強化されているということです。
日本郵便によりますと、新しい局舎は従来の一般的な郵便局と比べて年間の二酸化炭素の排出量を7割削減できるということです。
環境に配慮した当麻郵便局の新しい局舎は、今月27日から利用が始まる予定です。