氷に覆われた海上でマラソン大会 初開催 別海町 野付湾
道東の別海町にある野付湾で氷に覆われた海の上を走るマラソン大会が初めて開かれ、参加者が広大なコースを駆け抜けました。
「別海アイスマラソン」と名付けられた大会は、別海町で地域活性化に取り組む団体が、北極冒険家などの専門家のアドバイスを受けて12日、初めて開催しました。
厚さ40センチほどの氷に覆われ雪が積もった野付湾には、1周およそ4キロのコースが設けられ、あわせて100人のランナーが42キロや16キロなど3つの部門に出場しました。
別海町では日中の最高気温が3月上旬並みの1.2度を記録し、ランナーたちは暖かさで緩んだ雪に足を取られながらも広大なコースを駆け抜けていました。
42キロの部門で優勝した釧路市の男性は「コースのコンディションが悪くて大変でしたが、とても楽しめて最高でした」と話していました。
また、16キロの部門で優勝した別海町の男性は「冬にたくさんの人が集まるイベントを企画してもらって感謝しています」と話していました。
大会実行委員会の吉田貴広実行委員長は「これからも大会を続けられるよう頑張っていきたい」と話していました。