厚岸町で毛ガニ漁始まる 高い物は1キロ1万円で取り引きも
北海道を代表する冬の味覚、毛ガニ漁が道東の厚岸町で始まり、大型のブランドの毛ガニが1キロ1万円の高値で取り引きされました。
厚岸町では1日、今シーズンの毛ガニ漁が解禁となり、早朝に出港した8隻の漁船が555キロを水揚げしました。
道内の毛ガニの市場価格は原油高などの影響で去年の暮れから値上がりしていて、1日の入札では甲羅の大きさが9センチ以上のものが1キロあたり6750円と去年を2割以上上回りました。
また1匹の重さが800グラム以上で傷がないなどの条件を満たしたブランドの「大黒毛がに」は、去年を2割以上上回る1キロ1万円の高値がつき、担当者が1匹ずつ品質を確かめたあとブランド名が書かれたタグを付けていました。
厚岸漁協毛ガニ担当の秋元佑太さんは「調査の結果、資源量は去年より多いということなので期待したい。厚岸の毛ガニは漁業者がしっかりと鮮度を維持して発送するのでお楽しみいただきたい」と話していました。
厚岸町の毛ガニ漁は4月ごろまで行われ、全国に出荷されます。