自家製の漬物の味や色どり競う えりも町でコンクール
自家製の漬物の味や色どりなどを競うコンクールが10日、日高のえりも町で3年ぶりに開かれました。
このコンクールは、伝統的な保存食としての漬物の魅力を多くの人に知ってもらおうと、およそ60年前から地元の漁業関係者で作る団体が開いているものです。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開かれたコンクールには町内からおよそ40品の応募があり、「いずし」や「たくあん」といった7つの部門に分かれて競われました。
地元の漁業や町の関係者など16人の審査員が味や見た目の美しさ、それに香りが生かされているかを基準に1品ずつ試食しながら各部門の入賞者を選び、それぞれに賞状が贈られました。
サケを使ったいずしの部で入賞した能登貞子さんは「自分の母親に習ったやり方で40年つけています。その年の気候で味が変わるので難しいですが、家族が毎年喜んで食べてくれています」と話していました。