クリスマスの食卓へ 滝上町で七面鳥のくん製作りが最盛期
クリスマスを前にオホーツク海側の滝上町では七面鳥のくん製作りが最盛期を迎えています。
滝上町では30年余り前から七面鳥の生産が行われていて、クリスマスが近づく毎年この時期は6軒の生産者がくん製作りに追われます。
七面鳥のくん製は天然の塩やハーブなどを使った特製のたれにおよそ2週間つけ込んだあと、形が崩れないように糸で縛り、桜の木くずを燃やした煙で3時間ほどいぶします。
七面鳥がこうばしい香りを漂わせながらきつね色になったあとは、残った毛を丁寧に手作業で抜き、ガスバーナーであぶって仕上げます。
滝上町七面鳥生産組合の関隆行製品部長は「ことしの七面鳥は例年にないくらい育ちが良くて脂ものっているので、ジューシーに仕上がると思います」と話していました。
生産組合によりますと、ことし販売する予定のおよそ2000個のうちすでに9割は予約済みで、今月中旬までくん製作りを行ってクリスマスに間に合うように全国各地へ発送するということです。