渡島北端の長万部町など3町「はしっこ同盟」で観光ツアー

渡島、胆振、後志の端に位置する3つの自治体で作る「はしっこ同盟」が、北海道新幹線の長万部駅開業を見据え、魅力的な観光商品を生み出そうとモニターツアーを行っています。

渡島の北端の長万部町、胆振の西端の豊浦町、後志の南端の黒松内町は、3年前に「はしっこ同盟」を作り、観光振興などに取り組んでいます。
北海道新幹線の長万部駅開業を見据え、今回、新たな観光商品を生み出そうと3つの町を周遊するモニターツアーを行い、札幌の旅行会社などから3人が参加しました。
参加者たちは9日、豊浦町の漁協を訪れてせりの様子を見学し、この時期に水揚げされる魚介類などの説明を受けたほか豊浦町特産のホタテ釣りにも挑戦しました。
続いて、長万部町に移動して、名物のかにめし作りを体験し、かにの身を炒めたあと、ごはんの上にのせ、錦糸たまごやしいたけなどで盛りつけていきました。
参加した札幌の旅行会社の担当者は、「とてもおもしろかったです。各町に魅力があるので、食を中心とした周遊ツアーを作れればいいと思います」と話していました。
また、長万部町産業振興課の長田朋裕係長は「かにめし体験だけでなく、ほかにも何個か長万部にコンテンツがあります。魅力を伝えられるコンテンツを増やしていくという段階なので、今後も続けていきたいと思います」と話していました。
このモニターツアーは11日まで続きます。