土砂災害想定し様似町で警察が訓練 ドローンや災害救助犬も

大雨による土砂災害を想定した訓練が日高の様似町で行われ、警察がドローンなども使って救助の際の対応を確認しました。

訓練は、集中豪雨によって山から土砂が流れ出し家屋がまき込まれたという想定で、25日、様似町で行われ、13人の警察官が参加しました。
参加者たちは、はじめにドローンを飛ばして家屋を上空から撮影し、二次災害の危険がないかを確かめました。
続いて、災害救助犬とともに家屋の中に閉じ込められた住民を見つけだし、警察官が「けがはありませんか」などと声をかけながら、周辺の土砂を取り除いて住民を救助しました。
また、救助の状況を隣接する浦河町にある日高振興局にも報告し、災害時の情報伝達を円滑に行えるよう関係機関との連携を確認しました。
訓練のあと、浦河警察署の大塚竜彦副署長は「今回の訓練を生かして実際の災害に備えて修正していきたい。今後もほかの関係機関と連携を取りながら対応していきたい」と話していました。