水柱の防音壁を撤去 本格的な対策工事実施のため 長万部町

長万部町の水柱が再び噴き出した場合に備えて設置されていた防音壁は、水の飛散を抑える本格的な設備の工事を行うため14日、撤去されました。

長万部町ではことし8月8日から温泉水とみられる水柱が30メートルほどの高さまで噴き上がっていましたが、先月26日に止まりました。
現場には、再び水が噴き出した場合に備えて高さおよそ7メートルの防音壁が設置されていましたが、水が飛び散るのを抑える本格的な設備の工事が今月17日から行われることになっているため14日撤去されました。
工事は14日午前8時半ごろから始まり、解体されたアルミ製の防音壁を作業員がクレーンでつり上げて撤去し、昼前には完了しました。
長万部町建設課の加藤慶一課長は「短い期間でしたが、防音壁を設置することによって、万が一水柱が再噴出しても音を下げたり、水の飛散を防止したりできたので安心を与える効果はあったのではないかと思います」と話していました。