歌志内市のブドウ園でワイン用ブドウの収穫

秋を迎えた歌志内市のブドウ園でワイン用ブドウの収穫が始まり、以前、苗を植えるのを手伝った市民ボランティアも参加してブドウの順調な成長を喜び合いました。

歌志内市の上歌地区にあるブドウ園では、14品種、あわせて8500本のブドウが栽培されていて、このうち、およそ2300本は5年前と4年前に市民が参加して苗の植栽を行いました。
1日は、当時、参加した親子や家族連れなど40人が集まり、「オーセロワ」という白ブドウを収穫しました。
10月にはめずらしい暑さとなり、参加者たちはこまめに水分をとりながら2時間で250キロのブドウを収穫しました。
5年前にブドウの苗を植えた中学1年生の男子生徒は「こんなに大きく育って、おいしいワインができたらうれしいです」と話していました。
また、40代の女性は「ワインが大好きなので、2年後の発売が楽しみです」と話していました。
収穫されたブドウは、2日、岩見沢市の醸造所に運ばれ、スパークリングワインに加工して再来年、発売される予定です。
ブドウ園の栽培管理者遠藤真人さんは「苗の植え付けから収穫までお手伝いいただいたご恩に、2年後には、市民の皆さんに形で返せると、私も楽しみにしています」と話していました。