青函トンネル高速走行試験実施へ

去年の地震の影響で見送られていた、青函トンネル内での北海道新幹線の高速走行試験が、ことし9月から実施されることになりました。最速で時速260キロまで引き上げて安全性を確かめます。

北海道新幹線は通常、最高速度、時速260キロで走行していますが、青函トンネル内では160キロに落としていて高速化の壁になっています。
このため鉄道・運輸機構は、ことし9月4日から10月21日まで1か月半をかけて、青函トンネル内で200キロ以上での走行試験を行うと発表しました。
速度は最速260キロまで引き上げる計画で、安全性が確認できれば、来年度中には一部の期間で営業運転でも210キロまで速度を上げて走行することにしています。
200キロ以上の速度での試験は当初、去年9月に始める計画でしたが、胆振東部地震の影響でいったん実施を見送っていました。
新幹線の高速化をめぐっては、JR北海道が札幌延伸時に東京と札幌の間を4時間半で結ぶ方針を示していますが、実現のためには青函トンネル内でいかにスピードアップを図るかが課題になっています。
青函トンネル内での北海道新幹線の高速走行試験がことし9月から実施されることについて、JR北海道の島田修社長は、「北海道新幹線の札幌駅開業時に札幌‐東京間4時間半を実現するため、技術的挑戦の一環として一歩一歩前進していきたい」と述べました。