道新幹線高速化へJR負担で工事

北海道新幹線の札幌延伸をめぐってJR北海道は、新函館北斗と札幌の間を時速320キロで走行できるよう、防音壁の増強など必要となる追加の工事は会社で費用を負担する方針を明らかにしました。

北海道新幹線の新函館北斗・札幌間は、整備新幹線として延伸工事が行われ、時速260キロを設計上の最高速度として、国と地元自治体が建設費を負担して工事を進める計画です。
これについてJR北海道の島田修社長は15日の定例の記者会見で、この区間の走行速度を時速320キロに引き上げたいとしたうえで、必要となる追加の工事は会社で費用を負担する方針を明らかにしました。
具体的には騒音を防ぐ防音壁を高くしたり、トンネル内の衝撃音を和らげる設備を増強したりする工事が必要で、およそ120億円かかると見込まれています。
ただJR北海道は、これらの費用の全額を自社だけで賄うのは経営上、負担になりかねないとして、今後国に助成を求めたいとしています。
JR北海道は、北海道新幹線の東京・札幌間を将来的に4時間半で結びたいとしていますが、実現にはこのほかに▼青函トンネル内の走行速度を現在の時速160キロから260キロに引き上げた上で、▼JR東日本のエリア内でも時速360キロでの走行が必要となります。
島田社長は「4時間半の実現にはハードルもあるが、自社でできることから取り組みを進め実現させたい」と述べました。
一方、今月10日に申請した平均11%あまりの運賃の値上げについては、「路線を維持していくためにはコストの一部の負担をお願いせざるを得ず、理解を得られるように説明していきたい」と述べました。