ロボットが商品届ける実証実験

AI=人工知能を塔載したロボットが購入した商品を届ける実証実験が札幌市の商店街で始まりました。
全国で初めてとなる公道での実験だということで、人手不足の解消や観光振興に期待されています。

この実験は、道が民間企業と共同で企画したもので、札幌市中心部の商店街で、買い物客が購入した商品をロボットが代わりに運びます。
実験に使われるのは自動車の自動運転の技術を活用して作られたAI=人工知能を塔載した台車型のロボットです。
買い物客がアーケードを歩くとロボットはそのあとをついてきます。
そして客がドラッグストアに立ち寄り、ゼリーやトイレットペーパーを購入して、荷台に乗せると、ロボットはさらに客のあとをついてきます。
客が2軒目の飲食店でギョーザを買って荷台に乗せボタンを押すと、ロボットはあらかじめ登録しておいた客が泊まっているホテルに向かいました。
無事にホテルに荷物を届けると、関係者らは拍手をして喜んでいました。
こうした技術が実用化すれば、人手不足解消の切り札となるほか、観光振興にもつながると期待されています。
道によりますと、公道でこうした実験を行うのは全国で初めてだということです。
道は今後こうした技術の災害現場や運送業などへの応用も目指し、実験の機会を増やしたいとしています。
実験を見ていた75歳の女性は、「年をとったら買い物も大変なのでこういうロボットがあるとありがたいです」と話していました。
実験を企画した道経済部産業振興局の野村聡局長は、「今後より実際の社会の中に近い形で実験を重ね、さまざまな使い方を見つけていきたい」と話していました。