遺跡から装飾刀剣 高校生が発見

オホーツク沿岸の地域でかつて栄えたオホーツク文化の道北の枝幸町にある遺跡で、花びら模様などの装飾が施された刀剣を地元の高校生が発見しました。
同じような刀剣は本州でも出土しているということで、専門家は当時の交易を知る上で貴重な発見だとしています。

道北の枝幸町にあるおよそ1200年前のオホーツク文化の集落跡、目梨泊遺跡で、枝幸町教育委員会の発掘調査に参加していた枝幸高校の2年生2人が墓の跡から刀剣を発見しました。
刀剣は50センチほどの鉄製で、木製の「つか」には座金と呼ばれる青銅で造られたとみられる装飾が埋め込まれています。
また木製の「さや」に付いた金属には細かい花びら模様が施されています。
細かい装飾の刀剣がオホーツク文化の遺跡から発見されるのは初めてだということです。
発見した黒木雄登さんは、「発掘作業は大変でしたが刀を発見できてうれしいです」と話していました。
また広田致麻さんは、「今回の発見がオホーツク文化を深く知るのに役だって欲しいです」と話していました。
発掘調査を指揮している札幌大学の川名広文教授によりますと、同じような形状の刀剣は本州の遺跡から出土しているということで、当時の交易を知る上で貴重な発見だとしています。
川名教授は、「見つかった刀剣が本州のどの地域のものとより似ているかなどを今後究明していきたい」と話しています。