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◆ハンディカメラでリアルタイムCG合成を実現
〜カメラの位置や姿勢を計測する小型センサーの開発〜
（平成25年5月23日）
□ NHKは、ハンディカメラで撮影している映像に、リアルタイムでCGを合成するための小型ハイブリッドセンサーを一般財団法人NHKエンジニアリングシステムと共同で開発しました。
□ 撮影中の映像にリアルタイムでCGを合成するためには、撮影時のカメラの位置や姿勢などのデータを正確に取得する必要があります。従来は、多くのセンサーを搭載した専用のカメラ雲台を用いたり、カメラの位置を計測するためにスタジオ内に複数のセンサーを設置したりする必要がありました。
□ 今回、新たに開発した小型ハイブリッドセンサーは、（1）加速度センサー、（2）ジャイロセンサー、（3）レーザーセンサー、（4）センサーカメラで構成され、ハンディカメラの位置や姿勢、動きを正確に計測することができます。また、これら4つのセンサーをMEMS*1)を用いてコンパクトに集積することで、装置の大幅な小型・軽量化を実現し、ハンディカメラへの装着を可能としました。現在、このシステムを活用した番組制作を予定しており、機動性やカメラワークの自由度が飛躍的に向上するものと期待されます。
□ この研究成果は、5月30日（木）〜6月2日（日）に開催する「技研公開2013」でご覧いただけます。今後も、多彩な映像表現をサポートする技術の研究開発を進めていきます。
| *1） |
Micro Electro Mechanical Systems: 電気要素と機械要素を一つの基板上に組み込む微細加工技術 |
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