◆ＮＨＫと（株）山下電子設計が ハイビジョンキャプチャーボードを共同開発 （平成15年7月9日） ○ ＮＨＫは、ＢＳデジタル放送の充実、地上デジタル放送の開始に向けて、ハイビジョン化を推進していますが、（株）山下電子設計と共同で、ハイビジョンを静止画像でパソコンに取り込むボードを開発しました。 ○ 今回開発した静止画像キャプチャーボードは、必要な機能を絞り込んだシンプルな構成になっているため、パソコンに内蔵可能な小型で、かつ低コストを実現しました。 ○ また、同時に2系統の画面をキャプチャーできる機能があります。この機能により、独立した2つの映像の取り込み以外に、ＣＧ設備などのキー＆フィル映像信号 * の同時取り込みも可能です。 ○ 現在、今回のボードを用いた高品質な映像加工システムの開発も進めています。今後、既に開発した　ＳＲＣ（スキャンレートコンバータ　：パソコン画像をハイビジョンに変換する装置）と組み合わせ、ハイビジョン映像をさまざまな用途で活用できる安価なシステムを構築していきます。 （*）キー＆フィル映像信号：ＣＧや文字テロップなどをきれいに画面合成するために、キー信号（抜きたい形状）とフィル信号（はめこむ映像）を別々に作る。抜き具合や透明度がＣＧ側のキー信号により調整可能で、自由度の高い処理が可能となる。