NHK INFORMATION
技術情報

 
◆NHK新放送技術研究所オープン
(平成14年2月7日)


● 平成11年4月から進めてきた放送技術研究所総合整備については、昨年10月末、建物が完成しました。新放送技術研究所(新技研)は3月6日(水)に落成披露記念式典を行い、4月1日(月)にオープンします。

● 新技研では、21世紀の新しい放送の開拓に向けて、先端的、先導的な研究開発を推進するとともに、国内外の放送機関や企業、研究機関との連携により、放送技術の国際的な研究センター機能を担い、また、公開と参加の理念に基づいて、視聴者の方々に広く親しまれ,開かれた研究所とすることなどを目指します。

● 3月6日(水)〜9日(土)をオープニング期間として、落成披露記念式典をはじめ、新しい研究棟で行う代表的な研究内容を展示するほか、近隣の住民の方々を対象にN響演奏など各種記念行事を開催いたします。

<落成披露記念式典>3月6日(水)
放送関係者、近隣の住民、工事関係者、NHK関係者などを招待
 10:00−10:50 ・落成式(講堂) 
 11:15−12:30 ・研究内容の展示・実験施設などの視察

・研究内容の展示・実験施設などの視察
新研究棟の3つの実験室(実験スタジオ、ISDB実験室、超高精細映像実験室)を会場として、以下の代表的な研究内容の展示を視察するとともに、音響無響室などの実験施設もあわせて見学する。

・展示項目
 (1) 新世代バーチャルスタジオ
 (2) 任意視点映像生成システム
 (3) 走査線4000本級超高精細映像システム
 (4) サーバー型放送サービス
 (5) ネットワークを利用した番組リクエストサービス
 (6) お年寄りにも使いやすいデジタル放送
 (7) 目や耳の不自由な方にも伝える放送サービス
 (8) パーソナルで楽しい未来のテレビライフ

<開所記念オープニングイベント>3月6日(水)
地域住民を中心に一般視聴者を招待し、N響演奏、記念講演を実施
 13:30 N響演奏 N響弦楽四重奏
 14:00 記念講演 「(仮)夢の実現に向けて」宇宙飛行士・毛利衛氏
 15:30  終了


 (参考)
● 新しい建物の概要
 ・延べ床面積 約46,000m2
 ・建物規模 高層棟:地上14階・地下2階、
中層棟:地上6階・地下2階
 ・軒高 65m
 ・研究所の面積 約16,000m2

● 建物のコンセプトと特徴
 ○ 親しまれるNHK技研
  ・ 誰でも出入りできるオープンスペースを確保し、研究紹介や地域情報などを提供
 ○ 環境に優しい建物
  ・ 自然換気を利用した空調システムの採用
  ・ 敷地の緑化による地域環境の向上
 ○ 高度な研究設備の整備
  ・ 光ファイバーによる情報インフラ網
  ・ 高い性能を持つ各種実験室

● 21世紀の新しい放送の開拓に向けて、次のような研究を進めていきます。
  ・ ISDBの高度化の研究
  ・ コンテンツ制作技術の研究
  ・ 将来の放送サービスと基盤技術の研究











技術情報一覧
Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved. 許可なく転載を禁じます